切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

蚤とり侍④

「鬼あざみむかし忍びの裏街道」(加藤みき) 昨日は盛沢山に出かけました。風邪が治りきっておらず、頭痛が気になりつつも、折角埼玉まで足を延ばしたのだからと、幸手権現堂から、聖地巡礼。アニメの聖地ではありません。星野源の里、蕨に寄り、行きつけだ…

蚤とり侍③

「沖縄忌幼子に海しかと見せ」(宮坂静生) 今日は慰霊の日。 >1945年のこの日、牛島満大将らが自決し、第二次大戦の沖縄における組織的戦闘が終結した。80日にもおよぶ地上戦で、住民を中心におよそ20万人もの犠牲者を出した。1961年、アメリカ施政下の沖…

蚤とり侍②

「床下に梅酒寝かせてちんちろりん」(米澤光子) 今朝、フランス語レッスンで、お一人の方から梅を頂き、レッスン中に梅シロップの作り方レシピ付きで解説を受けました。授業中ですからフランス語午後から東京行きにて慌て帰り、ちょっと浮気して、ブランデー…

蚤とり侍①

「老人に時の速さの夏至来たる」(松本圭司) 今日は夏至。今年も半年が過ぎました。暑い夏が来るかと思うと、気がふさがります。つい溜息。そういえば、ため息をつくのは久しぶりのような気がします。誰でしたか、ため息をつくと幸せが逃げていくと言った人…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑩

「どしゃぶりを待って飛び出す桜桃忌」(児玉硝子) 「少年が壁を叩きぬ桜桃忌」(鳥居真理子) 昨日は正確には、太宰治入水後発見された日ですが、桜桃忌として夏の季語になっているのだそうですが、戦後三年の事ですから、70年。こんな句に出てくるような…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑨

「ゆふぐれの花ついてゐるトマトの実」(田中英子) うちのトマトに漸く実が見え出しました。これは3月に沖縄に訪れた折に買って帰ったトマトを食した後植えたものです。大きなトマトで美味しかったのですが、さてそこまでこれが大きくなるものか。 「笑ひゆ…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑧

「梅雨の外を見てゐしが地震どんと来る」(橋本梢明) 今朝はいつも通り、新聞に入ったスーパーの折り込みチラシを見て、9時オープンには出向こうかなどと、外の雨模様を伺っていた時でしょうか。「あらら、また地震」などとと思ったのも束の間、いきなり「…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー⑧

「父の日をベンチに眠る漢(をとこ)かな」(中村苑子) 今日6月第三日曜は『父の日』。もう数週間前から今日に向かってとあらゆる商戦が飛び交ったのでしょうが、それも今日が賞味期限。明日になればさて今度は七夕? そんな事など知る由もないのがこの「漢…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー⑦

「熱なけれども夏風邪の為体(ていたらく)」(星野麥丘人) 今週明けからの風邪も平熱になったものの、胸には洪水で乗り上げた泥土が詰まっているような気分です。 気付きましたら、もう6月も前半終了。つまりニース旅行から帰ってきて半月以上も経ってしま…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー⑥

「紫陽花の色の極まる朝の雨」(内藤八重) あちこちで様々な色と形の紫陽花を見かけますが、今朝のしっぽり降る雨でどこもご機嫌ですね。私はやはり青の紫陽花が好みです。そうして、このような小ぶりだと、一輪挿しにまとまり、家の中が潤います。 「さあ…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー⑤

「葉に茎に花に主張の色の茄子」(稲畑汀子) かぼちゃが次から次へと花が咲きますが、どれが雄やら雌やら分からず綿棒で、こちらからあちらへと花粉を移し替えますが効果の程は...その点、仇の無いはずの茄子。一つ花が咲き、心待ち遠しいです。これは苗を…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー④

「競ひ咲く草掻き分けて姫女苑」(徒然庵) 隣の南面の空き地が不動産屋に買い取られたという話を聞いてから早いもので半年近く経ったのでしょうか。以前はまめに草引きをしていたのですが、いつブルドーザーが入るやらと放置したまま月日は流れ、今は姫女苑…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー③

「坪庭に蔓を這はせて花胡瓜」(藤原照子) 雨の合間を縫って庭に出ましたら、小さな小さな胡瓜の花を発見。胡瓜は市販の種を撒いていたのですが、苗を何度も虫にやられたり、立ち消えたりと中々生育せず、かけがえのない貴重価値ある苗三つ。やっと咲きまし…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー②

「入梅のやうな空あり風のあり」(稲畑廣太郎) 今日は入梅。え?梅雨入りはもう関西は先週しましたよっと言いたいところですが、この「入梅」は雑節の一つで、暦の上で決まった日。昔は、立春から数えて135日目だったそうで、気象上の言葉の梅雨明けとは区…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー①

「人終えて久しき家や枇杷熟るる」(松宮育子) 昼間しか通らないので、さてこの家の主が居られるのやら。こんな家が増え、空き家だと思い込み、夜偶々通りかかり中から灯が見えて驚くことがありますが、同居されておられないお子さんやお孫さんが用心にと一…

ステンドグラスに刺激を受けて:アム・シュテインホーフ教会④

「花石榴生きるヒントの二つ三つ」(森慎一) 奥の御屋敷が中々見えないような、邸宅のこんもり茂ったお庭にちらちらと見える石榴の花です。この色だからこそ存在が判明するのでしょうが、何かヒントは浮かぶでしょうか。 「真青なる空に真赤の花石榴」(山…

ステンドグラスに刺激を受けて:アム・シュテインホーフ教会③

「長雨の晴れ間ほたるぶくろ袋干す」(山口青邨) 「蛍袋うなだれ咲きの雨を呼ぶ」(能村登四郎) 今日、6月8日は、付属池田小学校事件から17年、そうして秋葉原殺傷事件から10年。何の関係ももたない方々が犠牲になられ、未だに傷から癒えない方々がおられ…

ステンドグラスに刺激を受けて:アム・シュテインホーフ教会②

「雨の日の日向に遊ぶ花南京」(古舘曹人) 昨日は一日の雨となり、関東も含め梅雨入り。今朝は雨もあがり、庭に出て見ると、かぼちゃの花がぱかっと。中をみると雄花のようです。 「成り花の南京に受粉指を染む」(戸本文雄) 去年も、食べた後の種を播いた…

ステンドグラス風ーアム・シュテインホーフ教会①

「芒種かな水盤に粟蒔くとせむ」(草間時彦) 今日は24節気の芒種。 >芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む穎(えい)すなわち稲でいう籾殻にあるとげのような突起)を持った植物の種をまくころ。『暦便覧』には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記さ…

ステンドグラスに刺激を受けて:アールヌーボー蝶

「いよよ咲く百合よ歓喜の蘂放ち」(林翔) 今年も咲きました。鉄砲百合の乱舞です。ご近所の一人暮らしの方の 玄関先です。いつも長靴に白のかっぽう着に頬被りといういで立ちの見るからに働き者さん。もうそれでも80歳は越えられておられるでしょうか。頭…

押し花シリーズー栞④

「堀内の一つの垣のいんげん豆」(松瀬青々) 先日から、ぽつぽつと花が咲いているなあとは思っていましたが、面格子に絡みついたら、ひたすら上り詰めてしまい土の水やりだけは欠かしていませんが、まさか実がなっているのはついぞ気づかぬまま。プランター…

押し花シリーズー栞③

「朝厨実梅の香りみちをり」(南栄海) 朝、梅酒とカリカリ梅を仕込み終えました。残念ながら、いつもですと厨は梅の香りで満たされるのですが、今回はラッキョウも一緒に作業をしたものですから廊下までがラッキョウの匂い尽くしに。 「梅仕事済ませ瞼の裏…

押し花シリーズー栞②

「葉がくれのままの実梅の月日かな」(鷹羽狩行) 今年は梅がよく咲いたなあっと思っていましたが、実の方も苗木を植えてから始まって以来の豊作です。 「青梅の百ほあども否五百とも」(大橋晄) 計りましたら、1.35キロ。まあ、一粒が10グラムとして…

押し花シリーズー栞①

「何忘れて都忘れ濃むらさき」(大橋敦子) 「都忘れ摘みてこころひた隠す」(川口襄) 正味21日から26日のうちの玄関は誰に見られることなく、置かれた日めくりカレンダーは20日のまま27日帰宅した日までめくる人なく、滞っていました。なら、色塗りはい…

押し花シリーズーランチョンマット⑤

「日々見れど気付かざり時計草」(松崎鉄之介) また雨。5月もお終い。そろそろ巷では梅が売り出されているのでしょうか。ここ帰国してから三日間籠って旅行記作りです。漸く最終日まで来ましたが、切り絵の備蓄がそこを突きそうです。日経の「春秋」仏訳も…

押し花シリーズーランチョンマット④

「十薬の花いきいきと風雨かな」(大野林火) 帰宅してから、庭の草木を心配していたところに朝からの雨。しっとり庭木が潤い、夏野菜が元気づいて来ました。今年はトマトの発育がよく楽しみです。出掛ける前に心配していました梅の実がまだまだ落ちずにゐて…

押し花シリーズーランチョンマット③

「南天の実になる花と思はれる」(正岡子規) 梅雨入り間近なのでしょうか、一日空がにじんでいます。そんな折に心を爽やかにしてくれますのが、白い花木。ガマズミにナナカマド。 ウツギも綺麗ですが、残念ながら見かけないです。湿気と共に蚊が出て来まし…

押し花シリーズーランチョンマット②

「裏に咲くこと専らに鴨足草」(高橋道子) 確かに、鴨の足に似ているでしょうか。鴨足草と書いて、「ゆきのした」と読むのだそうです。日陰の似合う花で、庭の隅の定番っと、思うのも、日本ならではなのでしょうね。一つ大いなる訂正のお話をしないといけま…

押し花シリーズーランチョンマット①

「四方の告ぐここにわれありアマリリス」(小沢信男) 「とととととととととと脈アマリリス」(中岡毅雄) さあ、ネジ巻きなおして梅雨支度でもないですが、身辺整理です。梅、ラッキョウ、新生姜、山椒の実がそろそろ出回ります。うっかり見落とさないよう…

ニース七日目

帰国への長い一日です。ニース六時発にてホテルへのタクシーは四時に依頼して三時起床。無事大きなアクシデントは無くニースを後に。ニース空港は早朝なのか全て個々が機械と対応。苦戦しながらも座席の変更に荷物預け済ませ無事にニース旅立ち。乗り換えス…