切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ノリタケカレンダー五月

「粕汁にあたたまりゆく命あり」(石川桂郎) 今朝のニュースから聞こえてきた、旭川、網走、稚内での初雪。平年より20日前後も遅れていたのだとか。こちら関西も風がきつく、一気に冬到来。鍋に熱燗、うちの定番料理の粕汁の季節です。 「粕汁やあるほど…

ノリタケカレンダー四月

「雀かと風に飛び散る枯葉かな」(阿部陽子) 二〇度超える気温が続いて、腕まくり状態でしたが、今日は空っ風。街並みのポプラ並木がはらりはらりと禿げていきます。 「いたはりて踏めば枯れ葉の小さき音」(松阪久美子) 枯葉と落葉。俳句の数でいえば、落…

ノリタケカレンダー三月

「かがやかに檸檬熟れ木が暗むかな」(宮津昭彦) 毎年のことですが、この通りを通る度に感心します。断面の多きさはシャモジより大きいでしょうね。どの柑橘も鉢植えです。私もこれに感化され、レモン、スダチ、ゆずなど食する度に出てくる種を空いた鉢に蒔…

ノリタケカレンダー二月

今日11月11日は、まあ言い出しましたら切りがないほど様々な日です。 「1111」の映像から、煙突の日、もやしの日、箸の日、ポッキーの日、チンアナゴの日、きりたんぼぼの日、下駄の日(足跡から)配線器具の日(コンセント差し込み口の形状)サッカ…

ノリタケカレンダー一月

「窓に夜が来しをり読書週間果つ」(村沢夏風) 先日久しぶりに本屋で買い求めたレシートが財布の中で眠っています。読書週間中に買い求めた本のレシートを集めると、合計額により景品がもらえるのだそうです。もうあと少し買い求めれば、景品もグレードアッ…

頼まれてencore―花火

「さりげなく晴れてさりげなく時雨」(辻多津子9 久しぶりの本降りの雨ですが、時雨の響きにはさてふさわしいでしょうか?空気がとても生暖かく。草木はどんな思いで濡れているのでしょうか? 「ためらひて閉ぢ時雨かさまた開く」(村翔) どんよりした朝の…

頼まれてencore―姫路城③

「猫の眼に海の色ある小春かな」(及川貞) 「小春日の一寸借りたき赤ん坊」(飯田晴) 「玉の如き小春日和を授かりし」(松本たかし) 今日は25度くらいまで上がったのでしょうか。ちょうど一週間前は、手袋にマフラーに毛糸のセーターまで引っ張り出して…

頼まれてencore―姫路城②

「立冬という実感なき陽気かな」(稲畑汀子) 何とも、温かい日が続き、私の手には嬉しい限りなのですが、紅葉が足止めされているようで、秋が年々削られていくような気がしてなりません。 近所のあちこちの店屋さんに、ジャージ姿の可愛い売り子がうろうろ…

頼まれてencore―姫路城完成①

「婚活は定数1の選挙戦」(まねき猫) 1947年の今日11月6日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催され、それに因んで「お見合い記念日」なのだそうですが、「婚活」という造語が日の目をみたのは2007年の11月号のAERAなのだそうです。 …

頼まれてencore―姫路城

「花びらが反り返るほどの石蕗日和かな」(杉良介) 何とも、今日の気温は一体何度まで上がったのでしょうか?真っ青の突き抜けるような空は澄み渡り、25度?紅葉しかけた木々も戸惑っているのかもしれないですね。 「葉の緑暗い中より石蕗の花」(日吉わ…

Voysey-猫⑤

「一葉ずつ桜紅葉の色のあや」(山口広子) 「好きな道桜紅葉の頃になれば」(稲葉汀子) 近所の桜並木も、バーベキュー禁止の貼り紙も褪せ反り返り、秋も深まりいきます。 「紅葉してそれも散行く桜かな」(蕪村) 「桜紅葉どっちつかずの色合いにて」(高…

Voysey-猫④

「しみじみと便座の温かき文化の日」(丁野弘) 朝夕がめっきりと冷え出し、嫌な季節の到来です。夏だと、どんなに手を扱き使おうが腫れたり痛くなったりはしないのですが、気温がググっと下がるとダメです。カッターナイフは握り続けられるのですが、鍋やお…

Voysey-猫③

「団栗の己が落葉に埋れけり」(渡辺水巴) 近くの公園には団栗?の木が多くまだ地面を敷き詰めるほどにまでにはなっていませんが、己が落葉をお布団にするかのように、『コロコロ』転がることなく、すやすや眠っているようです。少し、この映像から本体の木…

Voysey-猫②

「狛犬の阿吽漲(みなぎ)る神無月」(松山寿美) まるで、シーサーか狛犬かしらっと慮りの南瓜の置物。よーく見ますと本物の南瓜からのお手製のようでした。確かここの主は老夫婦ではなかったかしらっと??? 「神無月頬を過ぎゆく風の道」(岩本幸子) も…

Voysey-猫①

「ハロウィン理由ともかく南瓜煮る」(福島しげ子) 一体、今夕の食卓に南瓜メニューの並ぶうちがどれだけあるのでしょうか?ひょっとしたら冬至よりも多いのでしょうか?なぜ今日南瓜なのでしょうね。それは、何よりスーパーの仕掛け?ついつい、美味しそう…

Voysey-梟③

「肌寒の着込みしままの午後となる」(稲畑汀子) 今日は退院後の一週間後の診察に、退院の時と同じ服装で出かけましたら冷えること冷えること。症状に少し気になることあり、診察で何を言われるのかと、部屋の整理まである程度して出かけましたが無罪放免。…

Voysey-梟②

「柿たわわ褒めてはくれもせず」(山田六甲) さてもさても、ここの家の方はこの柿に気付いておられるでしょうか。鳥たちだけが喜ぶのでしょうか。もったいない、もったいない。 「里古(ふ)りて柿の木持たぬ家もなし」(松尾芭蕉) だったはずですが... 「…

Voysey-梟①

「根のみだれたる間引菜に秋の風」(右城暮石) 入院前に、慌てて蒔いたもので、土改良したプランターだけにしか蒔けなかったもので、帰宅してみましたら、そこは正に足の踏み場もないラッシュアワーの車内の混雑ぶりです。漸く前に屈んで作業するのにも負担…

誕生日ーグリーティングカード③

「萩のほかの六草の名重たけり」(加藤鎮司) さあって、秋の七草いえますでしょうか? 「萩の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七草の花」 正解は 「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝貌の花」(山上憶良) 余談ですが、尾花はすすきを指…

誕生日ーグリーティングカード②

「寝を惜しむともなく起きて夜の秋」(鷹羽狩行) 一週間貯め込んだ留守中の録画TVドラマを消化して今週分を見たいはずが、中々捗れず、また今週分も録画することなります。今月いっぱいは外出もせずに、休養と決めて時間はたっぷりあるはずが... 「夜の秋欠…

誕生日ーグリーティングカード①

「籾すりの埃の舞へる一と日かな」(野田ゆたか) 今年も、忘れることなく、殊勝にも私の生誕日を覚えて下さる方から心温まるカードに贈り物にお言葉を頂き有難い限りです。幼き頃は、いつもこの時期は米の収穫期と重なり家の中にも籾摺りの埃が入り込み、帰…

誕生日ー仮面猫

「斑のおほきことの親しきある杜鵑草」(鈴木伊都子) 入院中、窓からの景色を写メしようとベッドからスマホを翳した途端、画像にシミだらけの顔が現れ「ギョ!」と絶句したことでした。手元狂い反転して恐ろしいものを見ましたが、退院して先ず庭に降りて見…

注文に追われて-パズドラ

「霜降の己に気合かけ動く」(渕上千津」やりました!無事退院です。昨夜聞いた途端に痛みも腫れも危惧吹っ飛びました。「病は気から」とは良く言ったものですね。 「霜降に身をねじれては生き直す」(鈴鹿呂仁)雨模様の様子の外風情。帰ったら冬野菜の間引き…

注文に追われて-小さな職人たち:完成

「それぞれの部屋にこもりて夜長かな」(片山由美子) 今朝も良い天気です。早くから船が一艘入って来ました。なんだか、この朝明も見られなくなるのは少々寂しいです。天国生活も後1日でしようか。何せ、家事、雑事一切皆無。ひたすら時間はあり日頃直ぐに1日…

注文に追われて-小さな職人たち:天才

「船員と吹く口笛や赤の晴れ」(高野素十)今朝も綺麗な朝明です。船が一艘出航しました。ずうつと停泊しているのは巡視船でしょうか。飽きないいい眺めてす。海の好きだった父が入っていたホスピスからは池が見えましたが中々願いとは叶わぬものです。まだま…

注文に追われて-小さな職人たち:金貨

「雲消してゆける早さに秋の空」(稲畑汀子)こんな眺めの良いホテル連泊と言いたいところですが、しばしこの海の見える病院に幽閉中です。簡単な手術ながら、根性無しでかなり下手っています。それでも、切り絵道具は持ち込み手術前は夜なべしましたが、完全…

注文に追われて-小さな職人たち:発明

「ゐのこづち払ひあへざり幼子と日なた頒(わか)ちし記憶に野あり」(雨宮雅子)懐かしい雑草を公園で見つけました。などと、言っても野原、田畑にいけば畔づたいに鬱蒼と茂っているのでしょうが、雑踏にまみれていては中々お目にかかれません。「牛膝つけて走…

注文に追われてー小さな職人たち:占い師

「丈のままたほれて咲きし紫苑かな」石脇みはる 雨が降らずからからに土が乾く所為でしょうか、先週撒いた種が中々芽を出しません。今朝も眩しいような真っ青の空。紫苑の薄紫が映えます。「お互いの遠慮の消えて紫苑かな」こうのこうき新しく参加する事にな…

注文に追われてー姫路城

「馬追虫(うまおい)の髭のそよろに来る秋はまなこと閉ぢて想ひ見るべし」(長塚節)今朝の朝日連載「語る」人生の贈りものー歌人馬場あき子さんが引用されていた句ですが、終戦の焼け野原の中で見つけた虫に重ねてこの句に感涙したそうですが、好きなフォ…

注文に追われてー舞妓さん

「朝寒にあと十分と又思ふ」(川上真太郎) 昨夜は早く寝たはずでしたが、寒さの所為でしょうか。五時前の起床は少々億劫ですが、この朝明けで全てがどこへやら。ご利益ありの早朝起床ですね。 「朝寒のべーコン炒めゐたりけり」(草間時彦) 先週からの新ド…