切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

グリーティングカード:紫シリーズ

「そこはかと薔薇の溜息らしきもの」(後藤夜半) ゴールデンウイークも漸く終わり、今朝の通勤電車の中はげっそり疲れ果てた溜息が充満していなかったでしょうか。それとも、漸く家族のしがらみから解放されて安堵の溜息だったのでしょうかしら。私はデュオ…

グリーテイングカード:菖蒲

デュオ神戸「手作り・雑貨・工芸」出展を無事終える事が出来ました。見て下さった方、お買い上げ頂いた方ありがとうございました。「恋ダンス」「うそ太郎」「おもえもん」「夜は短し恋する乙女」「刀剣乱舞」「CRISIS]「おそまつさん」「ワンピース…

デュオ神戸に向けてミニレター色々「紫レース模様」

「頭より軽きボールや夏始まる」(原田暹) 「我影のはっきりとして立夏かな」(小川和子) 「おそるべき君等の乳房夏来る」(西東三鬼) 昨日は24節気の立夏でしたが、まさにその言葉に似合う気温の日で、冬のままのパジャマを一気に半袖にしました。打って…

デュオ神戸に向けてミニレター色々「母の日」

「大鍋のカレー空っぽ子供の日」(西岡一彦) 今朝のラジオからの聞こえるニュースでは、今日はもうUターンの日になるのだそうです。確かにもう金曜日なのですね。私は7日のデュオ神戸出展に向けて篭り続けて外界から隔絶されたままです。きっと近所のスー…

デュオ神戸に向けてミニレター色々「組木柄」

「狭き庭二人でいぢるみどりの日」(筒井省司) 桜が散る頃に撒いていました種がウジャウジャと芽を出しました。毎日朝に夕にと屈みこんで芽の生育を見張っています。朝起きて雨戸が開くと何よりの楽しみになり、見る度に次なる葉が開きだすようで、ついつい…

デュオ神戸に向けてミニレター色々「ケルト文字」

「憲法記念日何はあれけふうららなり」(村翔) 今日5月3日は、日本国憲法が1946年11月3日に公布され、半年の準備期間を経て翌1947年5月3日から施行されたのを記念して「憲法記念日」となり、公布日の11月3日は、日本国憲法が平和と文化を重視していること…

デュオ神戸に向けてウオールスティッカー③硝子の花瓶

「深呼吸してをる八十八夜かな」(竹内悦子) 「川原にて澄み渡る八十八夜かな」(石田邦子) 「わさび粉を練って八十八夜唄」(奥田節子) 練り上がったツーんとしたわさびが何とも、八十八夜の今日によく似合います。空気も空も山も「澄む」季節です。無為…

デュオ神戸に向けてウオールスティッカー②ゴミ箱

「花ほつほつ咲かせ茨の走り蔓」(松崎鉄之介) ナニワ茨が茂り出し、去年蔓を無理やりフェンスに誘因しておりましたのが、一列綺麗に咲きだしました。蜂が次から次へとやって来ます。 「風の間のひかりが搦(から)む花茨」(能村登四郎) 今日から5月。た…

デュオ神戸に向けてウオールスティッカー①フクロウ

「かたばみを引き残したる庭の隅」(上村占魚) すくすくと、うちでは隅どころが隙あらばとあらゆるところで伸びています。葉がハート形で可愛いいのでよく押し花に使いますが、地を這うように茂る草かと思っていましたら、意外にも丈がよくのびます。確か牧…

陰影の演習⑤

「止まらない回転扉昭和の日」(櫂未知子) 今日4月29日は、天長節(1927~48)→天皇誕生日(1949~88)→みどりの日(1989~2006)→昭和の日(2007~)と改称されたと、改めてその名を思うだけで今日という日の思うべきことを痛感します。櫂未知子さんの句をもう少し引…

陰影の演習④星野源

「山椒の芽の遅きことすでに知る」(下村非文) 今年は筍が大の付くほどの不作だったとか。幸い実家から’たんまり’貰い小心者は、抱え込んで毎日いろいろにアレンジしては滅多に味わえないリッチ気分です。山椒を少し添えたいところですが、今年は山椒の芽の…

陰影の演習③小栗旬

「名を知りて踏まず地獄の釜の蓋」(柳井梗恒子) 先日、向かいのおばさんが株分けあげましょうかと見せて下さったのですが、「紫式部?清少納言?う?何だったかしら?」「う?う?十二単?」などと、花の名前すらがすっきり出てこなくなったことを嘆きなが…

陰影の演習②CRISIS

「小粉団や耐ふるかぎりの雨ふくませ」(前田しげ子) 主人がコデマリが好きで苗を見る度に買っていたら庭のあちこちに地植えしたのが伸びているのですが、結局花付のいいのは二年程前に青山の花屋で買った鉢物です。鞠のように小さな花が咲くので小手鞠と書…

陰影の演習①ピエロ

「花びらに花びらの影ポピー揺る」(伊藤知子) 「散り際は風もたのまずけしの花」(其角) 芥子の花びらはシルクのように透けるように薄く、押し花にすると綺麗な蒲色が薄紫になります。カラスノエンドウの花も濃い赤紫色ですが、これも薄紫になります。 「…

ミニレター続き:まとめ

「八重桜夕日重たく揺れにけり」 昨夜は急ぎの作品作りで完全徹夜です。もう目蓋が重く重く。 「八重桜春も束の間落ちつきぬ」(瀧春一) 5月7日デュオ神戸出展で落ち着かぬ日々です。ほとんど外出もままならず、篭って切ってばかりいますが、久しぶりに出か…

ミニレター続き:庭園美術館総柄

「文庫読むサンジョルデイの日バスに揺れ」(かわせみ) 4月23日は「サンジョルディの日」などと言っても、日本では定着せずに居る日。スペインのカタルーニャ地方が始まりとか。男子が赤いバラを女子は本をプレゼントするのだとかで、市場では賑やかに薔薇…

ミニレター続き:C

「根三つ葉の根のきんぴらや春障子」(永井東門居) 昨夜は久しぶりにたこ焼きを作りました。関西ではどのうちにも必ずと言って程あるのがたこ焼き機。我が家では、ソースを掛けて食べる屋台のたこ焼きではなくだし汁につける明石焼き風が定番です。明石では…

ミニレター続き:G

「ひとつづつ花の夜明けの花みづき」(加藤楸邨) 桜が下を向いて咲いてくれるからこそ、花見などというものが成り立つのだそうですが、花の中ではとても珍しい咲き方なのだとか。桜が終わると、次の出番となるのがハナミズキ。つくづく、桜とは対照的に、階…

ミニレター続き:N

「雨降って田畑を覚ます穀雨かな」(橋本幹夫) 今日は24節気の穀雨。 「「雨が降って百穀を潤す」という意味からきている言葉。 午後から曇って来て、二日前に野菜種を撒いた私としましたは、穀雨の潤いに期待一心です。 「風眠り穀雨の音か夕早し」(小倉…

母の日カード⑤

「花種蒔く何とも軽き一袋」(国分七穂) 母がいつも、「桜が散ると、種蒔き」と言っていましたが、何の種を言っていたのかも忘れていますが、とりあえずはと、慌てて昨日は夏野菜の種をポットに植えこみました。トマト、オクラ、インゲンにゴーヤ。厳選に厳…

母の日カード④

「品性は高く持つべし目刺し焼く」(小野奈津子) 年中ある目刺しでしょうが、春の季語だそうです。何とも庶民的な魚で七輪がよく似合うなどと言えば、若い人の目はキョトンとすることになるのでしょうか。ひょっとしたら高級魚のジャンルになっていたりはし…

母の日カード③

「ひよどりに食む花多し復活祭」(綾部仁喜) 昨日はイースターでしたが、スーパーの卵セールぐらいにしか意識がいかないのも困ったものです。昨日から一気に気温は上昇し夏日だったとか。慌ててTシャツをひっぱりだすこととなりましたが、うちの庭の花達も…

母の日カード②

「日当たりの土いきいきと龍の玉」(山田みづえ) ジャノヒゲ(蛇の髭)とか 龍の髭とか言われ、よく駐車場の隙間などに植えられている丈夫な草ですが、見事な青い実をつけます。季語は冬。少し時期ははずれてしまいましたが、そのこんもり茂った葉の間から…

母の日カード①

「この風に耐ゆる術なき桜かな」(稲畑廣太郎) 「今年は中々散らんねえ」などと、挨拶言葉になっていましたが、それもそろそろ息絶えたのか桜吹雪が舞いだしました。 「雨雫消ゆる早さに散る桜」(稲畑汀子) くどくも、今日もまた用事があり見納めと通りが…

ミニレター:組み木③ 

「いつの世も咲けば咲いたで桜馬鹿」(保坂加津夫) 漸く、近所の桜見におにぎり持って行ってきました。「我が街の桜が一番」とどこでもで声高に聞こえてきそうな桜なのでしょうが、「えっへん。やっぱり一番」と言ってしまいます。今日は天気も良く平日なが…

ミニレター:組み木②

「たけのこよぼくもギブスがとれるんだ」(畑上洋平) 今年は、よくいつまでも冷え込み、筍の出も遅れがちなのでしょうか。実家の竹藪に行って参りました。 少々疲れ果て、明日ギブスを剥がすように、糠で湯がかれた筍の皮を剥ぎ、さてどんな料理をしましょ…

ミニレター:組み木①

「世の中三日見ぬ間に桜かな」(大島蓼太) あかし市民広場の「刻・街・フェスタ」出展も無事終了いたしました。ほとんど毎日篭って切ってばかり居る私には、貴重な体験となりました。お会い出来お喋りさせていただいた方々には本当にありがとうございました…

「刻・街・フェスタ」あかし市民広場出品中

あかし市民広場「刻・街・フェスタ」出品最終日です。雨の1日になりそうです。車中からみえる海の色も空以上に墨色です。須磨浦公園のライトアップの人出も今夜は一休止でしようか。よく冷え花冷えというより、寒戻り(≧∀≦)「2日ほど花冷えつづき色保つ」〔…

「刻・街・フェスタ」あかし市民広場出品中

あかし市民広場「刻・街・フェスタ」出品2日目です。明石公園の桜はまさに盛りだそうで、今日も沢山の人が広場を往来され、お陰様でうちにも目を向けて頂く方もあり、楽しい出逢いの機会が持てました。目に留めて下さった方、お買上げ下さいました方ありが…

「刻・街・フェスタ」出品

3日間ながら、1日目にして、ミニレターにグリーティングカードが売れ、品薄不安にて今夜は追加製作に勤しまないといけなく報告だけです。ではまた明日(#^.^#)

「刻・街フェスタ」出展に向けて⑨

「灌仏やぽつんぽつんと石に雨」(岸本尚毅) 4月8日の今日は、お釈迦さまの誕生日。花で飾った「花御堂」をしつらえて、その中にの誕生仏に杓子で甘茶をかけて祝い、桜のころなので「花祭」とも言われますが、今日は一日雨となり参列者も少ないでしょうか…

「刻・街フェスタ」出展に向けて⑧

「春愁を四角に詰めて電車かな」(津田このみ) 新年度もスタートし、入社された方々も今日で一週間。「漸く」と思う方、「あれーもう」と思う方、交々の第一金曜。花見の宴も多いのでしょうね。聞くところによれば、花見の主旨は新入社員の歓迎会なのだそう…

「刻・街フェスタ」出展に向けて⑦

「手で量る物の重さや花曇り」(能城檀) 桜がほころび出すと、曇りがちの日がよく続きます。まさに花曇り。何だか散歩にも出ないでいると、どっしりと重みを感じます。 「うしなひしものをおもへり花曇り」(日野草城) 『折々のうた』の人と言えば、くっき…

「刻・街フェスタ」出展に向けて⑥

「春風に吹かれて流る笹の舟」(瀧尻久美子) 今日は風が強いのだとか、そうなると関東でもやっと咲きだした桜が早散り出すのかと思いきや、まだ咲きだしたところで大丈夫なのだとか。満開を待ちわびながら、今度は雨風が気に病みだすとは、身勝手な人間なが…

「刻・街フェスタ」出展に向けて⑤

「清明の絶ゆることなき川の水」(甲州千草) 今日は、二十四節気の一つ「清明」。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧より)。清浄明潔→清明、というわけだそうです。 「清明の空ひとひらの雲を置く」(小島美智子) 明治8年の今日…

「刻・街フェスタ」出展に向けて④

「養生の図に乗らぬこと春の草」(藤田湘子) 確かに、病床明けは用心が大事ながら、健常さが言えば「ご訓示ご尤も」で聞く耳なしになりますが、この句を詠まれた藤田氏はこの後まもなく亡くなられたのだと。五七五の中に、読み手はどこまで入り込めるのでし…

「刻・街フェスタ」出展に向けて③

「萌え出づる黄花の明し連翹忌」(重翁) 4月2日は連翹を愛した高村光太郎の忌日だそうです。 「行き過ぎし尚連翹の花明かり」(中村汀女) 連翹の花言葉は「期待」「希望」「集中力」。黄色い花を活けると勇気が出てくると聞いたことがありますが、春を呼…

「刻・街フェスタ」出展に向けて②

「振り上げて拳の行方四月馬鹿」(野田ゆたか) 吉田修一の「怒り」は映画化もされ妻夫木君が賞を貰われたのでしたかしら。私は原作だけを映画のキャスターを頭に描きながら読みましたが、ふと自分にも見えない拳が振り上げている時を思い返しています。なぜ…

「刻・街フェスタ」出展に向けて①

「忘れ物みな男傘春の雨」(三輪初子) ひと昔前ですと、男物は黒と決まっていたようにも思うのですが、今店屋の傘立てに置き去りにされるのはビニール傘ばかりなのでしょうね。それでも、関西では花柄やらカラフルな傘を見かけると思うのですが、東京に行っ…

陰影を生かした新たな試み④

今日は漸く春めいた陽気となりました。ダウンジャケットも流石にもう出番はないでしょうかしら。いつまでも冷える日が続いた所為でしょうか。今年は木瓜の咲きだすのがとても遅かったような気がします。 「木瓜咲くや漱石拙を守るべく」(夏目漱石) 私のよ…

陰影を生かした新たな試み③

「ものの芽を勢ひ立たせ昨夜の雨」(西村和子) 昨日は天気だと思いきや、雨が夜にも降り出し、益々庭の雑草も勢い出し、今のうちに向かいの空き地の草引きをしておかないとと、思いつつ。待ちわびた春のはずが、雑草との闘いの幕開けです。 「忘れひしもの…

陰影を生かした新たな試み②

「たんぽぽのかたさや海の日の一輪」(中村草田男) 彼岸が過ぎたというのによく冷えて桜も一向に開いていかないようです。道端で見つけたたんぽぽも何だか悴んでいるようです。 那須では、山岳部の高校生ら8人もが雪崩に巻き込まれて亡くなられたというニュ…

陰影を生かした新たな試み①

「茎立ちて花の類になりしかな」(梅田澄子) こうなってはいけないと、急ぎプランターで育てた菜物を摘み取りました。 「茎立ちて畝は黄色の帯と化す」(戸本文雄) まだ、うちのベビーリーフは花のついた茎が伸びるほどにはなっていませんが、うっかりして…

「夜は短し歩けよ乙女」から

「素通りのできぬ蓬の出でにけり」(高木千鶴子) 道路沿いの植え込みによく見かける蓬。きっと散歩のお犬様のトイレと化し、ガソリンもたっぷりと浴びているでしょうが、良くも良くも茂っています。でも今年は通り過ぎようと思っています。 「遠き日の母と…

星野源アゲイン「恋ダンス」

「過ぎてゆく時間刻々黄水仙」(稲畑汀子) これは、義母がよく話しかけていた一つ年下の一人暮らしの女性の庭です。今はそうですね、95歳になられたでしょうか。さすがに昼間はデイサービスに行き出されたようですが、相変わらず庭には季節の花が揺れてい…

写経と鯉と蓮のコラボ

「ビル街の寸土に咲いて一夜草」(野田ゆたか) 「街角に処を得たる菫草」(柴宮須磨子) コンクリートの割れ目から生えている山菫が羨ましくて、うちの塀にも咲かない物かと思っていましたら、今年はついに念願かない咲きだしました。 「ひっそりと城の石段…

塗り絵の「鯉と蓮」から⑥

「夕辛夷ドガの少女は絵に戻る」(河村信子) 今日は、息子の誕生日。出産の前後は実家に戻っていたので、庭の大きな木蓮の木がこの時期になると見事に咲き乱れ、庭から祝福を受けているようでした。 「烈火の辛夷の白を旗じるし」(殿村莵絲子) 昨日今日は…

塗り絵の「鯉と蓮」から⑤

「先ず彼岸桜に集ふ旅となる」(稲畑汀子) 新宿御苑に先日訪れると皆が気になるのは桜の動向なのでしょうね。園を出ると「咲いていましたか?」があいさつに。ソメイヨシノは、陽だまりにあるのが漸く、花ビラが覗きだしたのが一つ二つ。標準木のある靖国の…

塗り絵の「鯉と蓮」から④

「寄り添ふて一本づつの土筆ん坊」(熊谷みどり) 土手にも路地裏にも見つけられなかった春告げの土筆をひょんなところで見つけました。駅前のロータリーの街路樹の植え込みの隙間でした。 「売れ残る方寸の地に土筆伸ぶ」(岸はじめ) 関東の春は少し早いの…

塗り絵の「鯉と蓮」から③

「一樹ただうすももいろに花杏子」(新実貞子) 今日は彼岸。よく言う暑さ寒さも彼岸までと、まさに今日は18度とか。桜の開花も早まり25日が23日になったとか聞かれますが、まだ蕾は固く閉ざされたまま。そんな街路沿いを昨日散策していますと、一本人の足…