切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

団扇⑫-完成向日葵

「思ひ知る海は生きもの海の日よ」(定藤素子) 今日海の日にちなんで懐かしの石垣島の魚達お披露目。 「明日へとはりだす海の日の高気圧」(遠藤真砂明) 昨夜のテレビの天気図解説を見て、絶句。今、日本中を二つの高気圧が重なるようにしてのさばっている…

団扇⑪ー瓢箪完成

「雲掴み天へ天へと凌霄花」(湯澤正枝) 7月まだ半ばだというのに、35度以上の気温が当たり前になり、今に40度が夏の気温に定着するのではないかっと。昔、ラスベガスに立ち寄った時、40度超える気温を言われてどんなに暑いのかと思いましたが、あちらは砂…

団扇⑩-河骨完成

「ジャンギャバン知る人減り巴里祭」(岩崎照子) そう、きょうは7月14日、le Quatorze Juillet。パリ祭と名付けたのは日本で、パリでは単にル・カトルズ・ジュイエ(7月14日)ですが、巴里祭などと呼んだイメージも遠きものとなったのでしょうか。フランス…

団扇⑨-ホタルブクロ完成

「咲き続くカンナの色に倦むことも」(稲畑汀子) カンナと言えば、もう真夏の猛暑の中で手入れされることもないのに、挑みかけるように燃えるように咲く花っというイメージで、決して題材にはしたくない花ですが... 「赤咲くと思いおりしを黄のカンナ」(中…

有難き依頼②ーとなりのトトロ

「水引の耳掻ほどの花弁かな」(大橋敦子) すくっと伸びた茎に花穂がびっしりとついた小花が上から見ると赤、下から見ると白になるので、紅白の水引に似ていたのが名前の由来だとか。向いのおうちからせり出して咲いていました。耳かきどころか、芥子粒のよ…

有難き依頼①-マンタとジンベイザメ

「あぎとあげ洗ひし髪を梳(くしげ)る」 パーマ屋さんに一体何年行っていないのか、どうもあそこは私の鬼門でしょうか。伸び過ぎて始末がつかなくなると、まとめて握りしめて裁ち鋏でザックリと切ります。夏は特に首や顔に一本でも髪がかかるのが堪えられな…

団扇⑧-瓢箪下絵

「ベランダの青きトマト数へけり」(大森美恵) 庭先のプランターの数だけでも何個あることかと、沖縄で買い求めたトマトの種を蒔いたのを細目に移植しましたら、背丈だけは伸び茂りました。その葉の中にいくつあるかと日々数えていましたら、無念。貴重な一…

団扇⑦-朝顔完成

「鬼百合に背反の状著し」(相生垣瓜人) 今日はひと月のうちの私のご褒美日。新聞休刊日です。父なら、『朝のあるべきものがなき辛さかな』などと、ご機嫌の悪い朝目覚めなのでしょうが、こちらは日経春秋の仏訳を大手を振ってお休みできる日ですっと、私自…

閑話休題

「梅雨明けを宣言に現われしカミキリムシ」(雅舟) 漸く雨が上がり、夏の雲がもくもく現われ夏日となりました。今日は、地震の傷跡が癒えぬ中でしたが、実家の高槻で弟が父の17回忌法要をしてくれることとなり行ってまいりました。茨木のインターチェンジか…

団扇⑥-河骨下絵

「胸裡にも梅雨前線横たはる」(相生垣瓜人) 一体、この大雨を西日本だけでなく降らせている起因は何かと言えば、毎年のことながらの梅雨前線なのだそうですね。つい記憶に新しいのでは2017年の北九州の土石流でしょうか。漸く今しがた、雨の音が止んだよう…

団扇⑤-蓮下絵

「重き雨どうどう降れり夏柳」(星野立子) 本当に、まさに『どうどう』の擬声語に相応しく、よく雨が降ります。昨日はスマホの警報メロディーが何度鳴った事でしょう。外出できないほどでもないのでしょうが、昨夜金曜のフランス語レッスンは取りやめますと…

団扇④-菜蟲譜完成

「器ごと光ってをりぬさくらんぼ」(小川みゆき) 少し、頂いてから数日経ち、輝きが失せたでしょうか。二パックも頂いたのですが、この際だからと、どこにも嫁にやらず、二人で食べ切ろうかと。うふふ (^。^)/ 「一つ食べ、一つ減りたるサクランボ」(今井…

団扇③-ホタルブクロ下絵

「萱草は青田の畔の一並び」(正岡子規) 「萱草の饒舌畔に屯して」(間名部ちさと) 「萱草の芽に雨しみり田径かな」(飯田蛇笏) こんな、夏の畔を暑さで助長するかのように咲き乱れるかんぞうの花を路地裏で見つけました。 「萱草ずいぶん暑き花の色」(…

団扇②-向日葵下絵

「向日葵の非のうちどころ翳りゐて」(小川双々子) 通りがかった路地で見つけた見事な一本だけの向日葵。こういうのにあこがれて何度も種を蒔いたのですが、一度も日の目を見ることなく、最近は蒔かなくなりました。青空に入道雲の背景がよく映える完璧な一…

団扇①ー朝顔下絵

「山頂に白雲遊ぶ半夏生」(金田きみ子) 今日は雑節の半夏生。田仕事を終えて一休止。梅雨もそろそろ明ける頃。関西地方に限るのでしょうか、今日一日はスーパーでは蛸商戦です。蛸は足の数と吸盤のイメージから豊作を連想し、田納めに捧げものにされた事か…

ケルト模様グリーティングカード②-2

「香り咲く月下美人を飽かず見し」(佐藤花枝) 今年は少し早かったでしょうか。蕾を見つけた折は10個はあったと思うのですが、結局残ったのは5個。苗が三つあるのですが、毎年不思議に思うのが三つのそれぞれの苗の入った鉢があちこちに置かれているのです…

ケルト模様グリーティングカード②-1

「荒れしさい庭くちなしの花清楚なり」(桑原敏枝) 最近、近所は日中あちこちで大工仕事の音が絶えません。統計によりますと、2033年には空き家の数は3割を超えるのだそうですね。私達だって将来この家を引き継いで住んでくれる人は居ません。そんな家がご…

ケルト模様グリーティングカード①-2

「妙なことが映るものかな金魚玉」(太田實花) 一体何匹入っているのか、この巨大な金魚の水槽は日本橋三越の入口のでスプレイです。いつでしたか、ランチュウの切り絵の依頼を受けた折にかなり詳しく金魚や水草を調べたものですから、何だかとても懐かしく…

ケルト模様グリーティングカード①-1

「ゆふぐれの花ついているトマトの実」(田中英子) 「雨上がる色めきたちし青トマト」(佐々木紗知) 5日ほど留守をしていましたので、きっと帰ったらさぞやトマトが美味しく熟れているだろうなあっと、期待に胸膨らませ戻りましたが、まだまだでした。それ…

蚤とり侍⑦

「不忍池ぽつぽつの蓮の花見えて」(保坂加津夫) 昨日は、谷中で預けていました丸刀の研磨が仕上がり取りに伺いました。直径一ミリ程度の丸刀ですが綺麗に仕上げていただき、今後もお願いできるかと思うと、思いっきり使えます。その後、ブラブラと谷根千散…

蚤とり侍⑥

「よく似合ふ母のおさがり夏帽子」(秋山秀身) 昨日の気温は30度を超え完全の夏日。梅雨も明けたかのような日照りでしたが、まだのようですが、梅雨前線はどこへやら。帽子が必携。父の母自慢の一つが帽子。顔が小顔だったのか、顔かたちに合う帽子を周知し…

蚤とり侍⑤

「夏雲の晴るれば青きアガパンサス」(徒然草) 昨夜というより、早朝でしょうか、各地で青一色で踊り狂ったのでしょうか。うちは団体競技の好みでなく、特に扇動されて騒ぐ事に寛大で居られない同居人がおります故早々に寝てしまいましたが、渋谷辺りは一体…

蚤とり侍④

「鬼あざみむかし忍びの裏街道」(加藤みき) 昨日は盛沢山に出かけました。風邪が治りきっておらず、頭痛が気になりつつも、折角埼玉まで足を延ばしたのだからと、幸手権現堂から、聖地巡礼。アニメの聖地ではありません。星野源の里、蕨に寄り、行きつけだ…

蚤とり侍③

「沖縄忌幼子に海しかと見せ」(宮坂静生) 今日は慰霊の日。 >1945年のこの日、牛島満大将らが自決し、第二次大戦の沖縄における組織的戦闘が終結した。80日にもおよぶ地上戦で、住民を中心におよそ20万人もの犠牲者を出した。1961年、アメリカ施政下の沖…

蚤とり侍②

「床下に梅酒寝かせてちんちろりん」(米澤光子) 今朝、フランス語レッスンで、お一人の方から梅を頂き、レッスン中に梅シロップの作り方レシピ付きで解説を受けました。授業中ですからフランス語午後から東京行きにて慌て帰り、ちょっと浮気して、ブランデー…

蚤とり侍①

「老人に時の速さの夏至来たる」(松本圭司) 今日は夏至。今年も半年が過ぎました。暑い夏が来るかと思うと、気がふさがります。つい溜息。そういえば、ため息をつくのは久しぶりのような気がします。誰でしたか、ため息をつくと幸せが逃げていくと言った人…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑩

「どしゃぶりを待って飛び出す桜桃忌」(児玉硝子) 「少年が壁を叩きぬ桜桃忌」(鳥居真理子) 昨日は正確には、太宰治入水後発見された日ですが、桜桃忌として夏の季語になっているのだそうですが、戦後三年の事ですから、70年。こんな句に出てくるような…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑨

「ゆふぐれの花ついてゐるトマトの実」(田中英子) うちのトマトに漸く実が見え出しました。これは3月に沖縄に訪れた折に買って帰ったトマトを食した後植えたものです。大きなトマトで美味しかったのですが、さてそこまでこれが大きくなるものか。 「笑ひゆ…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザ⑧

「梅雨の外を見てゐしが地震どんと来る」(橋本梢明) 今朝はいつも通り、新聞に入ったスーパーの折り込みチラシを見て、9時オープンには出向こうかなどと、外の雨模様を伺っていた時でしょうか。「あらら、また地震」などとと思ったのも束の間、いきなり「…

ステンドグラスに刺激を受けて:コロマン・モーザー⑧

「父の日をベンチに眠る漢(をとこ)かな」(中村苑子) 今日6月第三日曜は『父の日』。もう数週間前から今日に向かってとあらゆる商戦が飛び交ったのでしょうが、それも今日が賞味期限。明日になればさて今度は七夕? そんな事など知る由もないのがこの「漢…