切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Aubrey Beardsley-サロメ(ワイルド)

「ならぬ!バリロンの娘! ソドムの娘! ならぬ!

わたしはお前の口に接吻するよ、ヨカナーン。わたしはお前の口に接吻するよ」

サロメ』ワイルド

この挿絵を頼んだワイルドは彼の絵が日本的だと揶揄したといいますが、確かに服の模様を見ていると、着物柄に似ています。確か、浮世絵を収集していたのではなかったかしら。アールヌーヴォーの創始者。ふと、東京の庭園美術館を思い出します。いつか、あんなインテリアを切り絵に生かせたらと.....

Recette-1。切り絵の基本。どこから、切るかですが、もちろん細部から。私は先ず、替え刃を変えたら、細部を切るので、ケチくさいですが、まだ刃が持ちそうなら、構わず、細部は楽しみに置いておきます。それでも、どんな鋭いまっさら刃でも、細い線は両側が頼られることなく、切らないといけなくなります。その時に困るのが、紙は伸びるという事です。刃先を無理に押すと、紙は伸びて皺が寄り、重なって厚みが出て鋭利にカット出来ません。その為に、無理に押さないで、プチプチと引かないで、押さえ切りをしてしまいがちですが、これでは、線にスピードが出ませんので、正直に線の勢いが現れません。一目瞭前、出来あがった線が死んでしまいます。そこが、試練。いつか、テレビのインタビューで聞いたのですが、影絵の大家、藤城清治さんは始終歯医者さんのお世話になっているそうです。凄く納得します。さて、いつになったら、鋭い線が切れるようになるのか、歯の方が私は大事です (^_~)

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On doit mille fois plus estimer une dent qu'un diamant.