切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Zentangle-ごみ箱

先日のTV「日曜美術館」でRobert Coutelasが紹介されていました。彼は17年間、毎夜一枚のcarteを"Mes nuits"と称して、描き続けたそうです。注文を受ければ、お金になるのに、それを断り、貧困のどん底の中で、画材を買う金もなく、段ボール紙を拾ってきて、赤チンまで使って、gouache という作風を仕上げ続けました。その絵の表情には、寂しさの中にどこかほのぼのとしたものがあります。ユダヤ人として収容所の体験を通して知り合った少女は、七年間髪が生えなかった。その少女の絵は言葉では描けぬ闇が伝わってきます。松濤美術館で「夜をつつむ色彩」開催中。画家が常に持ち続けなければならない葛藤の闇を少しかじりました。

recette-23

今、中々仕上がらない屋根瓦の作品は二重構造にしようと思っています。表面に透ける和紙を貼ろうと思っていますが、中々適当な和紙が見つからず、ネット注文してみました。さて、どんな紙が来るか、楽しみです。凹凸を反対にして、雪の丸を切り抜き、屋根瓦に積もった雪と降り続く雪をイメージしています。苦労した屋根がその和紙で見えなくなっては元も子もなくなるので、薄さが大事です。そうかと言って、切り抜いた穴が分からなければ効果はゼロ。そこに家の中に住む人の存在が分かるように、人工の光の色を一番下に少し入れ足せたらと思っています。と、思い着いた事は書いておかないと、最後になって面倒臭くなって手を抜く事がありますので、まだアップするのは先ですが、とりあえず先にコツ予告。

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Toujours de la discorde on jette la semence, Lorsqu'aux nouveaux états on donne la naissance.