切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

凹か凸ー羊飼い

メゾチント技法(maniel noir)は銅版画の技法のひとつ。一面に微細な点を打ち、微妙な黒の濃淡を表現するもの。と以前に南桂子さんの紹介の時に書いていたはずなのに、私の中では、それがいつの間にか、自分のアイデアのようになっていたというから、記憶の錯綜は恐ろしい。偶々、新印象派の展覧会と、時期が一致して、点描画技法と重なり、切り絵でも、それが可能かと、彼女の作品を模切しながら構想が出来たのですが、まだ、アイデアのままで、画題が決まらないまま。彼女の「羊飼い」は、彼女特有の人物が切り絵にぴったり。後は、どこを凹か凸にするか。葉書にしたかったので下段が余り、彼女の他のデザインの花をあしらってみました。点をひとつずつ丁寧に切り取るので、とても時間がかかりました。その割に濃淡の効果は出ず。彼女の作品は、点線が刺し子のように、凸になっていたのですが、それでは、補助線なしでは、ぽとぽと。山と雲を先ず、黒地のままにして、点線で浮きだすところを、凹で抜き取る。少女の腕の肩線が落ちないようにしたら、少し切り落とし不足に。凹は、このように、落とさない作為が不自然にならない工夫が要り、それだけに、凹は面白い。

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La manière noire (ou gravure noire, ou mezzotinte, ou mezzo-tinto) est un procédé de gravure en taille-douce.  C’est le premier procédé d’impression qui permit d’obtenir des niveaux de gris sans recourir aux hachures ou aux pointillés.  La manière noire permet une grande variété de teintes et son charme réside dans le fait que les formes « paraissent sortir de l’ombre.  C’est cet esprit autant que le procédé qui permet et distinguer une manière noire d’une simple manière blanche. »