切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

小さい作品ーイースター

私の悪筆は有名。誰もどころか自分でも後で読もうと思っても読めないことが多々あります。だから、極力手書きはしません。ここまで分かっているのだから、もう少し丁寧に出来ない物なのかと、不思議がられますが、心掛けるのも二、三字まで。一行たりとも美字は続きません。そう言えば、中学の時に、先生に答案を返す時に、「習字でも習いに行けば」と言われたことがあります。「はい」と、うなだれたものの、習字は小学校にあがる前から道具を揃えてもらい、こっぴどく母に扱かれていたのです。学校で習字などという授業が始まった時には、既に一人だけ使い古された道具で恥ずかしい思いもしましたが、その時になって分かったのは、達筆者というのは天性。何も習わずとも、枚数書かなくても、いつも入選している子がいました。思い出すのは、出展課題だった「文化の日」。「文」という字は、バランスの取りにくい文字ですが、うちの母の指導は比率計算をするように、半紙を折り畳みその升目を基準にして筆を収めるような、やり方でまるで頭脳プレイ。ところが達筆者は真っ白な半紙に無造作に大胆に筆を滑らせます。叶うはずがありません。一度は、古筆までやり、王羲之の写本も買わされましたが、一向に変わることなく悪筆です。中でも好きだったのは篆刻。やはり、切る彫るの方が向いているのかもしれません。

藤田嗣治の「小さな職人たち」は、カレンダーになっている作品でも12枚ありますが、この辺りで止めます。透明のプレートに入れてありますが、壁との間に影が映ればと、一本の棒を入れて隙間を作って撮ってみました。f:id:masasarah:20150529075018j:plain

La brièveté est sœur de talent.