切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

小さい作品ーピーターラビット

以前、南桂子さんの模切を紹介しました。先日のフリマでは気に入って下さる方がありまして、買って頂きました。その主人浜口陽三さんの美術館があることを知り先日見に行って来ました。ヤマサ醤油の三男坊さんだったそうですが、ゆったりした作品展示を心掛けた落ち着いた美術館でした。今期は丹阿弥丹波子さんとの二人展。来期は南桂子さんだとの事で楽しみです。浜口陽三さんの作品はカラー・メゾチントという、色判を重ねた銅版画。画題は、スイカ、さくらんぼ、レモン などの身近な果物であったり、蝶、てんとう虫であったり、風景に人物などなど。どれもこれも好きですが、強いて上げれば、心躍るのは、「西瓜」「胡桃」「てんとう虫」「パリの屋根」その構造のシンプルさには心が洗われるようで見飽きることがありません。漆黒の画面の上部に胡桃が一個浮かんでいる作品がありました。私には、中々ここまで潔く画題を削り落とせません。メゾチントの技法も紹介されていて、思わずやって見たくなりますが、出来あがった作品と銅板との関連性の中に理解出来ない部分が多々あります。型染めもしたいですが、エッチングもやってみたいと、気が多くていけません。最終は、切り絵の中に入れこんでしまいたいのが私の願いです。

ピーターラビットは、縁線だけを残した凸にしないとダメでしょうね。凹だと、ウサギが黒ではイメージを失うことになりますね。すっきりと、ごちゃごちゃの狭間。

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 Rien de plus misérable que les cahutes où ils vivent, entassés pê le-mêle (telle hutte en contient onze et telle autre treize).