切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

初夏への草花ー紫陽花③

「オイコノミヤ」という又吉直樹さんが経済学と格闘する番組で、「トンネルビジョン」というのが紹介されていました。誰もが知っている名文の原稿も長い筒を通して見ると、穴の中から見える単語しか見えず、どんな作品なのかさっぱり分からなくなります。そのように、超多忙な時間が続くと、人は差し迫る課題だけに囚われて一切他の事が見えなくなります。それを指す言葉のようです。そのことで大きなトラブルが生じることもあり、パイロットの訓練にはこのような過度のストレス対応法がなされているそうです。反面、人は追い込まれれば追い込まれる程、質のいい仕事が出来るというのもあります。こんな文章が目に留まりました。

『何かを書くこととは?』ということを忘れることが出来るのは、何かを書いている間だけである。(西加奈子

何を描こうかと画題を探している時は逡巡し、不安と焦燥が込み上げますが、一旦、決めてしまい、取りかかり出すと迷いもなくなり無我夢中で、下手をすると寝食を忘れてやってしまいます。まさに至福の時なのに、やっている時はそれが至福などとも思わずやっています。さながら「青い鳥」のチルチルミチルなのかもしれません。

紫陽花用に買っていたマーメイド用紙が残っているので、後二つ作ります。菖蒲と朝顔で使った紫用紙の端で小花も切り、ブルーで凹で出来た切れ端と共に色違いを随所に貼ってみました。

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湊川公園手づくり市出展6月27日、これまでのアップ作品も沢山陳列します。是非、お近くの方も遠方の方もいらして下さい。minatogawa-mart.net

La félicité, c’est cet oiseau bleu qu’un poète chercha toute sa vie en parcourant la terre alors qu’il l’attendait sagement à la maison.("L'oiseau bleu" par Maeterlinck)