切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

フリマ第二弾に向けてー藤田嗣治

「手のひらにのせれば頼りなき軽さ祖母の入れ歯を洗う夕暮れ」

これは昨日の朝日歌壇に取り上げられていた女性の短歌です。

最近、見知らぬ駅に降り立つと、真新しい瀟洒なビルディングが目に留まります。つい見とれて、「高いんだろうなあ。優雅な身分だなあ」とか羨望のまなざしで見入ってしまいます。しかし、そこの駐車場に留まっている車はベンツではありません。送迎用のマイクロバスが並んでいます。立派なゲートのプレートを見ると、「〇〇特別養護老人ホーム」。地域にもよるのでしょうが、最近は、有料だけでなく、こういう特養や老健の施設もかなりグレードアップしています。しかし、その申し込み者の待機待ちの数も尋常ではないようです。有料になると、生け簀があったり、特養でも、グランドピアノにギャラリーにバー、当然と言えば少々語弊もありますが、式場に親族の宿泊スペースも準備万端とか。片や、まだ記憶に新しい簡宿「吉田屋」全焼のニュースです。いつの間にか、あの後、噴火に法改正などなど新たなるニュースが飛び交い、掻き消されていきますが、焼死者の身元は全て判明したのでしょうか。孤独死でなく、自立死だなどという本も売られていますが、上記の歌が何とも桃源郷のように思える人は少なくないのではないでしょうか。

フリマも迫って来て、新製作は中断して、売り物になるように切り貯めファイルしていた作品をいろんなやり方で額装しています。以前も紹介しましたが、硬化カードケースで挟んでネジで四隅を止めるやり方ですが、サイズが大きくなると四隅の真ん中あたりが持ち応えず隙間がなくなってしまいます。そこで周囲を硬化カードケースの余りを細く切って紐のようにして囲んでみようかと試してみましたが固定するのが上手くいかず断念。中央部分の隙間がなくなる訳ですから、添え木のように縦長の中央二か所だけに硬化カードケースで厚みを維持する為の小さな支柱をつくり挟むことにしました。実にしっかりと安定しました。影が上手く映ればいいのですが。

6月27日(土)湊川公園手しごと市 minatogawa-mart.net/access.html

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La vieillesse n’a est pas supportable sans un idéal ou un vice.