切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Robert Doigneauーイエナ橋(1945)

蝉が朝から鳴き出し、熱中症警戒情報が日々飛び交いだし、一気の猛暑襲来応えます。奮いたってそとに出てみたら、近所の空き家の庭が綺麗に雑草が刈り取られています。いい香りにそそられて、その中を失礼して覗いたら、見事にハマユウが咲いています。浜木綿と書きますが、葉が万年青に似ていることから浜万年青とも言うそうです。正に、うちの庭の隅に追いやられたカブの葉も隆々と肉厚も増し茂っていますが、残念ながら咲いた試しがありません。今年も空しく、その茂みの中からは茎は伸びて来ませんでした。昔、祖母がどこかに旅行に行った際に浜に咲いた花が気に入り持ち帰り、南面の石垣に植えたのですが、それは毎年良い香りを漂わせて人の目を引いたものです。それに憧れて、私も頂いた苗を大事に素焼きの鉢に植え付けたのですが、もう何年も経つのに香りを楽しむことはありません。素焼きなものが重くて移動も出来ず、東面ながら、南側の建物の影になるのが問題なのでしょうか。地植えにする勇気もスペースもなく、彼の理想郷が頭をもたげます。

「我が家の裏の浜ゆふ咲きにけり」(佐藤春夫

佐藤春夫らしい句ですね。裏でも咲くのにと、ついついうちの輩を恨んでしまいますが、思えば、空き家の庭に水の干上がった石垣、表でなく裏、いずこも不干渉空間ですね。愚かなりや、罪状は過保護なりでしょうか。唐澤寿明が演じたバミューダ―姿の春夫がよぎります。思い切って、涼しくなったら、堀り起こして地植えというより転がすかと、鷹揚にかまえようと今は思っています。

 

エッフェル塔をバックに、セーヌ河に飛びこむ風景ですが、人が景色と被り、人を凹に切ってみましたら、なにやらさっぱりわからなくなってしまいました。重なった部分の処理をどうするか。解決のない課題です。

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Tout ce qui est excessif est insignificant.  Mais alors, ce qui est excessivement insignifiant ?