切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Robert Doisneau-DANSIN'IN THE RAIN

「ものがたり」の「もの」と「ものづくり」の「もの」、quelque chose(something) かと思えば少し違うようですね。「もののけ」の「もの」から来ているのだそうです。

もののけ」の「もの」と言えば、怨霊、生霊など霊のことですが、物語の「もの」も「霊」のことだと。物語は、よって霊を語る著作だということ。非業を遂げた人物を主人公にして、物語の中で活躍させることで鎮魂したのだと。

そうして、「ものづくり」の「もの」も製品などの形あるものではなく、思いや考え方、アイデアを指すのだと。その思いなりアイデアなりを具体的な形にするときのプロセスが「ものづくり」だと。霊が現れて、発想となって、図面が引から、徐々に試行錯誤を繰り返しながら、実物となって商品化される。

そんな事をし続けて70年。「おもしろおかしく」を社是に掲げた堀場製作所創業者、堀場雅夫さんが亡くなれました。起業したのが終戦年。ちょうど今年で70年。 戦中時代は、「自爆電探」というレーダーの開発を手伝っていたそうです。「秋水」というロケット飛行機に搭載する予定で、まだ開発中の飛行機の為、グライダーに搭載して試験を繰り返していたそうです。駐機中の飛行機を敵機に見立てて、速度を増す中でのレーダーでの困難な操作の訓練を繰り返したそうです。自爆したのでは始まらないのでぎりぎりまで迫ると旋回するのだそうです。そんな実験の最中に空襲、非常事態の中の様々な体験をされたそうです。

氏の名句、「いやならやめろ」。後にしかし続きます。「ただ、本当にイヤだと思うほどやってみたか」と。確かに、70年の重みはそうそう「Joy& Fun」だけでは行かない凄みがあります。また、昭和の「ものづくり」の人が一人が消えました。

ご冥福をお祈りします。

また、説明が必要でしょうか。風がきついのか二人のさす傘はひとつはひっくり返っています。

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Quand le travail est un plaisir, la vie est belle.  Mais quand il vous est imposé, la vie est un esclavage.