切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Robert Doisneauー路地裏

「ひとときを 無心となりて 虫の秋」(塩野きみ)

「ムラサキシャチホコ」の新聞掲載写真を見て、絶句。その名の昆虫であるという解説がなければ、単に丸まった枯葉にしか見えません。昆虫の中には、このような、人間業では到底及びもつかない凄技をするのがいます。そう言うのを目の当たりにすると、ついつい夢中になり、のめり込んでしまう人がいます。自室の壁一面に蝶の標本を並べている人。蟻の巣作りの為にどんな僻地にも行く人。さて、そんな人のイメージは中折れ帽をかぶった髭を生やしたオジサン。縁メガネに白衣を着た御兄さん。

いえ、今の流行りは虫ガールだそうです。〇ガールと言えば、山ガール、釣りガール、土俵ガールなどなど、昔は男子独占だったジャンルに入り込んで来たというニュアンスから生まれた言葉でしたが、ドンドン進化を遂げて多様なジャンルに神出鬼没と言った感じでしょうか。聞くところによれば、虫を見ると、逃げるのは男子で、威嚇し殺すのは女子だとか。逞しいですね。

「気持ちが悪い」と敬遠され、抹消されたジャポニカの学習帳表紙も復刻されたりして、虫ガールパワーで毛虫君も「かわいいー!」と高感度を増すかもしれませんね。夏本番、日焼けして野を駆けまわるのは女子。男子は家で料理本を読みふけって自由課題をしていたりして。そんな子も、あんな子も、結果が女子だったり男子だったりしているだけだと思うようにしたいものです。

さあ、石畳は結局工夫することなく上達せず仕舞いでした。この写真シリーズも終わりにしようと思います。次は虫と言いたいのですが、虫はまだ先になりそうです。

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Le plus dangereux des organismes qui nous menacent n'est pas un insecte mais un homme.