切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

重なりへの試みー窓辺の猫

近所の家庭菜園されている方から、「胡瓜が滴花しなくてねえ」と。蜂が飛ばないのか、受粉されずに花が受粉する前に落ちてしまい結実しないそうです。それでひとずつ丁寧に手仕事で受粉させているそうです。さて、茄子はどうなのでしょうか。

「親の言葉と茄子の花は千に一つも徒はなし」と言われますように、茄子に徒花はなく、必ず実になるそうです。それに掛けて、親の言うことに狂いはないということを示唆しているそうですが、その茄子にも異変が起きているのかもしれません。

「もろこしの 雄花つらなり 風こぼす」

母が作っていた、自家製のトウモロコシには、先端にいくほど、ところどころ実が抜けていて、それが当たり前のように思っていましたが、店屋さんに並んでいるのは、びっしりと隙間なく埋まっているのを初めて見た時はびっくりしました。先端にこびりついている、細いひげのような物が雌しべなのだそうですね。だから、あの髭の本数と実の数は一致するらしく、その数は600粒ぐらいあるとか。雄花は茎の先端にあるススキの穂のようにみえますが、その花粉が落ちて結実しますが、その花粉の数は2000万近くあり、その時期は一面が白く見えるそうです。

茄子とはエライ違いですね。何と沢山の徒に基づいているのでしょう。それを見越す自然の鷹揚さに、頭が下がるばかりです。親の言葉も失敗の数を気にして数えるよりも、繰り返しの力を学ぶのはどうかなあと。

「花もろこし 老いては子に教えられ」

まだまだ、愚作をつくらないといけないですね。

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Mes capacités ont été façonnées par mes échecs successifs, ma présence, pas mes conquêts.  Tout un art.