切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

型染め型ー歌川国芳猫③

「うらがへる蝉に明日の天気かな」(青山茂根)

暑さが一雨で和らいだように思えましたが、天気予報によれば、8月いっぱい猛暑は続くとか。先日外出先で、日中のきつい日差しを逃れるように、木陰を探してバスを待っている時でした。公園の入り口のベンチがこぶしの影になり、いい風が吹き、一息ついていますと、水滴がかかります。あら、狐の嫁入りかしらと空を見上げますが、空は雨雲もなく晴れ渡っており、雨ではなさそう。気のせいかと思っていますと、また、シャーと降りかかります。スプリンクラーでもあるのかしらと、立ち上がり探しますが、公園は土埃でも起こりそうなぐらいカラカラに乾いています。こぶしの木をじっくり眺めていますと、二匹のクマゼミがいます。ビクとも動かず、懸命に樹液を吸っているようです。鳴く様子もなく、透明の羽が日差しを浴びて輝きます。するとどうでしょう。シャーと一筋の水らしきものを噴射しました。と思ったら、今度はもう一匹がシャー。シャワーの原因は蝉だったのです。よく、飛び立つ時に、おしっこをかけられる話は聞いた事がありましたが、樹液を吸いながら、こんなに涼しげにコマメに排泄するとは知らなかったです。調べてみましたら、蝉は体内の余剰水分や消化吸収中の樹液を外に排泄するのだそうで、外敵を狙っているわけではないので、飛び立つときだけでなく、樹液を吸っている最中にもよく排泄するそうです。その尿はほとんどが水で、有害物質はほとんど含まれないとか。かなり、かけられてしまった私としては、少しほっとしました。それにしても、まさか蝉のおしっこだったとは、びっくりでした。中々バスも来ないものだから、他の木々も探していますと、金木犀にはアブラゼミがいましたが、やはり同じように噴射していました。まさに、音ばかりかおしっこシャワーでした。

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“Echapper à l’impôt sur la fortune, c’est la revanche de la cigale sur la fourmi.”