切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

型染め型ー歌川国芳猫④

「行く雲としばらく遊ぶ墓参り」(神蔵器)

ついに、夏休みも終盤戦か、「つくつくぼうし」が鳴き出しました。この鳴き声が聞こえだすと、夏休みの宿題のしわ寄せ対策に必死になりだしたものですが、今では、「宿題代行」などというものもあるそうです。この代行という事業も多種多様に潤っているのかもしれませんが、中でもこの時期、人気を博しているのが、「墓参り代行」だそうです。

しかし、まだ「参る」代行ならまだしも、今では「送骨」などというのまで出来ているそうです。埼玉県の曹洞宗見性院では、毎週のように、「遺骨」が宅配便で送られてくるそうです。ペットの骨ではなく、歴とした人間の骨。3万円を納入すると納骨永代供養を一括してくださるのだそうです。墓を持たない身内からの依頼なのでしょう。

そういえば、先日墓参りに行きましたが、ちらちらと更地になっている墓所が目立ちました。うちは市営の墓苑なのですが、数年前は公衆トイレまで取り払われてどんどんと増設されて不便だなあっと思っていました。それが、どうでしょう。「墓じまい」という声は聞いたことがありましたが、ここまで浸透しているとは驚きでした。しかし、少子化が進む中、参る人のない管理されない荒れ果てた墓を見かけると、致し方ないのかもしれません。そんな中、墓石を洗い、線香をくゆらせていますと、はしゃぐ幼い子供の声にかき消されながらも、経を唱える一族の姿が目に留まります。供えられたプルトップのあけられた缶コーヒー、ワンカップ大関の並ぶ墓前などに遭遇しますと、あちらの方でおいしそうに飲んでおられる姿が過ります。「千の風」になっているのかもしれません。ならそれぞれの盆送りを致しましょうか。

そろそろ、盆休みも終わり、夜風が吹き、染め作業の開始。まずは金盥を買ってこないといけません。

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 Qui donc cesserait d'étudier ? Voilà bien un titre qu'on ne dépose qu'au tombeau.