切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

染め試作ー不思議の国のアリス

「梨を剥く一日すずしく生きむため」(小倉通史)

雨が少し続き、暑さ治まり一息です。店先に梨が並びだしました。赤みを帯びた梨が走りに出だしますが、早二十世紀梨も並んでいます。うちは父の実家が鳥取でしたので、秋になると、梨箱がいつも台所には鎮座して、梨といえば、薄緑色のものだと思い込むほどにこの種しか食べたことがありません。運動会には必ず母がどっさり持って来て、敷いたゴザの上でくるくるとl限りなく剥いていました。

「二十世紀ちふ梨や父とうに亡き」(前田りう)

この二十世紀梨は明治時代、松戸市に住む一人の少年が裏庭のゴミ捨て場で偶然見つけた苗に端を発するそうです。それを大事に育て、ついに結実したのが1898年。従来の梨とはまったく違い、皮が薄く柔らかく、二十世紀には王座を成す梨になるだろうという願いを込めて命名されたそうです。その苗が鳥取県に渡り、今では鳥取県内の大半の市町村で栽培されているそうです。全国的には、赤梨の幸水、豊水等が栽培の中心で、二十世紀梨は14%だそうです。

ついつい、うちでは、「梨は二十世紀」と言ってしまいますが、最近では浮気心も生まれ、高知の新高や岡山の愛宕などのジャンボサイズ、洋ナシのラ・フランス。去年鬼怒川に旅行して見つけたのが、栃木産の新種「にっこり」(^_^) 。 実りの秋の足音が聞こえて来ます。

染料を奮発したら結構鮮明に染まりあがりました。こういう匙加減が今後の課題です。

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Il faut toujours garder une soif pour la poire.