切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

染め試作ールドウテと市松

「朝日にまだ素面なる酔芙蓉」(富田道子)

すぐ角のおうちの庭に、我が家と同じ酔芙蓉があります。毎年、「よっしゃ」「お!今年は負けたな」とか、独り勝手に競っているのですが、昨日夕べに通ったら、紅色にすぼんだ一輪を発見。完敗の今年かあっと。うちの酔芙蓉は、まだ一つとして蕾すらありません。一か月程前に、化学肥料もやっておいたから、栄養は行き届いているはず。ちょっと気になるのは、隣接した空き地の西表朝顔のジャングルに下部は完全に遮光されていますが、負けじとそれは高く高く聳えて、葉は隆々と茂っています。あのジャングルを撃退するしかないのかなあっと思いつつ、この暑さでは、草退治には足が引けます。

「草とって芙蓉明らかになりにけり」(河東碧梧桐

空き地には、一か月前に、とことん退治したはずの、猫じゃらしなる、エノコログサのあの犬のしっぽのような穂が一面なびいています。あれが一本でもよそのプランターに生えていたら引かないと気が済まない私なのですが、実は、家の庭にもちらちら。

「酔芙蓉 翁がおわらを歌いゆく」(北吉裕子)

酔芙蓉と言えば、風の盆がどうしても重なります。私としては渡辺淳一の「愛の流刑地」が先ず浮かぶのですが、ここには酔芙蓉が出てきたのやら。すこしググってみました。火付け役となったのは、高橋治の小説「風の盆恋歌」そうして石川さゆりの演歌。それによって富山県八尾町では、この小説の映像化に備え、9月初めにはまだ咲かぬらしい酔芙蓉を東京から取り寄せて撮影したとか。今では、苗市が必ず催される程に、風の盆と酔芙蓉で町お越しになっているのだそうです。

風の盆は9月1,2,3日だとか。そうなると、うちの酔芙蓉もまだまだ見込みがあるのかもしれません。芙蓉よりも少し遅咲きのようですね。草引きもせず、もう少し涼しくなるのを待ってみようと思います。やはり、酔っ払いも、涼しくならないと赤ら顔にはなる気にはならぬのでしょう。

型染めの手順を少しお話しましょうか。型を生地に置いて、防染糊を塗ります。ドライヤーなどで乾かして、80°ぐらいの温水の中で一分ほど漬け、冷めないうちに熱湯で溶かした染料シリアスに3分ほど漬けます。水洗いして、色止め液に10分ほど漬けてからよく洗い乾かして

完成。別に型でもなくて、いいかとアレンジにヘラで市松模様を施してみました。この糊の効力は優れものです。ポチャリと落しただけでもしっかり色止めされます。中々面白く、アレンジがいろいろ浮かんできますが...

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Il n'y a ni mauvaises herbes ni mauvais hommes. Il n'y a que de mauvais cultivateurs.