切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

手ぬぐい染ー鳥魚木

「西表朝顔といふならずもの」

蔓性の植物が好きで、懲りもせずに植え続け、またもや収拾がつかない状態に陥ってしまっています。まず、手始めに小さな苗を500円で買って地植えしたのがジャスミン。隙あらばとうちの地面を埋め尽くし、それでは納まらず、隣の空き地を超えてまたその隣の一人暮らしのおばあちゃんのうちにまで侵入し、今ではそこのうちを覆い尽く

してしまっています。何とかうちは苦労の甲斐あり、沈静化しましたが次なる侵入者は西表朝顔。種では増えないからと近所の方が苗を下さったのが始まり。嫌な予感がして空き地に埋め込んだのですが、今年はうちのフェンスを乗り越えてあれよあれよと、勝手口の扉を絡め取り、完全に南の壁面を暗闇にしてしまいました。緑のカーテンなんて涼しげなものではありません。完全にジャングルです。

白も混ざればいいかと埋め込んだ夕顔は結局芽が出ませんでした。一度、この侵略者の襲撃を受ける前に南の壁面にこの優雅な白を咲かせた事があり、夕方に芳香漂う白さが、夏の暑さを静めるようで気に入っていたのですが、再来は望めそうにありません。

「かんぴょうは白き干し物日の出前」(平畑静塔)

昨日の夕刊に照明器具かと思うような円錐形の機械が掲載されていました。よく見ると、円錐形の端から、幅4センチ程の薄く削られた白いリボンが見えました。電動の皮むき器でした。かんぴょうの実は一日半は干さないといけなく、作業は朝一番に行わないと間に合わないのだそうです。一個の実から長さ約25メートルが出来るとか。

以前、新聞の投稿欄で、白いすだれが何本も並んで風に揺られている姿を見るとこの作業は辞められないと書かれている方の話を読んだことがありますが、「ああ、一度でいいから見るのではなく、私もやってみたいなあ」と思ったことがあります。自家製の干したての干瓢はさぞや美味でしょうね。

秋らしくなってきましたが、この夕顔も西表朝顔も秋深まる頃まで咲いてくれます。もうしばしジャングルのままにて花を愛でる方もおられるかとそのままでいこうかなあっと思っています。

手ぬぐいの長さ半分の図柄にして型を作ったので、中央に向かって二つを並べてみました。中央に納めましたが、両サイドにずらしてもいいかなっと思っています。

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La pensée d’un homme de génie est une vrille sans fin.  Le trou qu’elle fait va toujours s’approfondissant et s’élargissant.