切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

手ぬぶい染めー二色刷り(葛)

「銀座より帰りて寒し材木座」(鈴木六林男)

日々、慣性の中に浸りきって、生活していますが、他人のふとした無意識の行動に、

ぎょっと目が覚める時があります。自分の行動が全て当然の事のように万人の思考形体だと思い込んでいますと、目の当りにする事象で、ジェットコースターの落下のように、孤立する時があります。そんな落差を実に効果的に扱われているのが今最高に売れている又吉氏の「火花」なのでしょうか。常識人というものを根底からひっくり返したような会話が楽しめますね。それに比べたら、大げさ過ぎる話題になりそうですが、少し私の文化ギャップをお披露目しようと思います。

先日、病院に見舞いに行った折のことでした。病院を出る折に、入り口で手指消毒スプレーをかけて出ていこうとされる方を目撃したのです。驚かれないですか?私には、実に衝撃的な所作に思えました。

最近では、さまざまな病原菌対策が徹底されているのか、自己責任の問題なのか、各施設の入り口、受付には手指消毒スプレーというのが置かれているところが多いですね。私の衝撃を立証したい訳ではありませんが、この消毒スプレーに関するアンケートなどというものがあったら是非知りたいものだなっと思って、少し調べてみました。小さなアンケートでしたが、とある病院が実施した結果を見つけました。利用頻度数を調べた結果によりますと、患者に接触する前の利用度がもっとも高く、患者と接触した後、患者の物品を触った後と頻度数は減少していました。

入館前にスプレーするのは、患者への配慮。退出時に行うのは、病院外への方々への配慮なのでしょうか。そこで、京都にある神社の事が過ったのです。「安井金毘羅宮主祭神崇徳天皇が讃岐の金毘羅宮で一切の欲を断ってお籠りされたことから、古来より「断ち物」の祈願所として信仰されて来た神社です。お察しはつくかもしれませんが、そこの絵馬はなかなか手厳しいもの、おどろおどろしたものまで、実に実名と年齢明記であるそうです。「上司がクビになりますように」「彼の恋人に不幸が訪れますように」「離婚の手続きが滞りなく進みますように」「○○がこの世から消えますように」...

病院退出時に消毒スプレーがそうだとは言いませんが、私は今後もそれを利用することはないだろうなあっと。単なるズボラなのですが、入館の折には、ちゃんとトイレに行き手洗いしてハンドドライヤーでとことん乾かし、スプレーを掛けますが、これも少し調べてみますとハンドドライヤーも考え物なのです。細菌が潜伏していて撒き散らし、手に返ってこびりつくなのだそうですね。f*_*;;;;;これからはノロウイルスがますます耐性が出来て逞しくなって襲来するとか。何事も危険回避の為にも接触回数を減らす配慮を。お気をつけくださいませ。

地模様四種類を水色に染めたのですが、少し色むらが出来て、丸抜きの大柄の葛を糊置きしてみました。色は地が水色ならと薄紫にしてみました。重なると、少しくすんだ紫になりました。葛図案は凸抜きなので、紗の型入りで抑えて糊置きをしたので綺麗に染め上りました。凸抜きの場合は紗張りがやはり必要なようで、ただいま注文中です。

f:id:masasarah:20150908101152j:plain

En se préparant à l’avenir, il faut reculer par la pensée vers le passé ; mais autant seulement que l’homme qui se prépare à sauter un fossé recule pour mieux prendre son élan.