切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ハンカチ染めールドウテの花と共に

「丈草は枯れて去来は時雨かな」(許六)

9月10日、語呂合わせで言えば、くじゅうと読むと、「苦渋の日」となるのかなあっと、ググっていましたら、今日は「世界自殺予防デー」だそうです。世界ですから、「苦渋」とは関係ないのでしょうが、苦渋の際からの突破口になる日であって欲しいものです。検索続きに知ることになったのが、今日は去来忌だそうです。合掌。

「去来忌や菊の白さを夜のもの」(野村喜舟)

去来にググられて次の言葉を見つけました。禅語です。

青山元不動 白雲自去来(せいざんもとうごかず はくうんおのずからきょらいす)

「 いつ、どこで、何をするにしても、万縁万境(ばんえんばんきょう)(周囲のいろいろな現象)に心をとらわれて右往左往することなく、山のように少しも動ずることなく、泰然としてわが道を貫き通せ」 

と解説がされていました。そうしてお聞き覚えかもしれませんがこんな小話が紹介されていました。

親子が野良仕事を終えて馬を引いて帰路につこうとしていると、通行人が二人にいろいろと意見をします。

「馬鹿な人間だなあ。馬の背をあそばせて」

急ぎ息子は父を背に乗せます。

「かわいそうに子供が疲れるだろうに」

慌てて、父は息子を乗せます

「老いた父を歩かせて、親不孝め」

文句ないようにと、二人して乗ります

「大の二人が乗るなんて、馬が可愛そうだ」

困り果てた二人は馬を担いで帰ります。

それを見た人々は。びっくり仰天して大笑い。

「青山 元動かず、白雲 自ずから去来す」

っと、普通ですとそれにて身の程の愚かさを知ると言いたいのですが、私の頭に去来するのは、電車の中でお化粧をする人、自転車乗りながらスマホをする人、かかとのない靴で走る人、キャリーバックや大きな背中のリュックを持っている事に頓着ない人、人とぶつかって舌打ちをして行く人...どんな耳を持っておられるのか、「青山元...」などと、言えば「山は動かんよ」と言われてしまうだけでしょうか。

誰への「苦渋」でなく、我が身への「苦渋」を飲み込みたい一日に。

 

染めが面白くなって来たと言いたいですが、ちょっとした微妙な環境の違いの所為なのでしょうか、染め色が変わります。染むらをなくすには、ついつい色が濃くなります。薄い色に染めるにはどうすればいいのか、試行錯誤は続きます。 

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Chacun a raison de son proper poin de vue, mais il n’est pas impossible que tout le monde ait tort.