切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ウオールスティッカー:zentangle②

「銀杏を拾ひ憂きこと忘れけり」(棚山波郎)

ここ数日、二か所の銀杏並木を歩きました。一度目の並木道は大学の構内だった所為か、学生は銀杏など関心がないのでしょうね、銀杏の匂いも気にならぬのか、辺り一面に落ちていて、大きそうなのだけ、選んで沢山拾って来ました。二度目に出向いたところは、マンション街の道筋で、きれいに整備されていて、雄の木を選んで植えているのでしょうか、ほとんど銀杏は落ちていませんでした。残念。

「不条理も条理と思へ銀杏の実」(篠田純子)

銀杏の雄雌を見分けるのは、葉の切れ目の深さだとは言われていますが、実際の所は花がつかないと区別できないのだそうです。そこで雄と判明したものを挿し木、接ぎ木でクローンのように育てるのだそうです。また実をならせるための受粉は、かなり距離が離れていても、風媒花と言って、風に乗って、遠距離恋愛のように受精可能なようです。

「金鋏拾ふ銀杏寺男」(山本とも江)

うちの菩提寺には大きなイチョウの木があり、よく彼岸会に曾祖母は拾った銀杏を沢山持ち帰ったものでした。茶わん蒸しに入れるのが定番ですが、私の好みは、銀杏の入った中華粽、雁もどき、かき揚げ。実家の台所の上がりかまちには季節が来ると、袋が転がり、ぎっしりと銀杏が入っています。それを夜なべして母がよく剥いていましたが、私も負けず劣らず、あの茶色の薄皮を剥くのが好きで、よく殻つきを買います。でも、ビールのおつまみとして食べるのは、フライパンで殻毎炒るのだそうです。

「銀杏を拾ひ思ひ出ひろごりぬ」(河合とき)

ひと手間もふた手間もかければ、かけるだけ、手料理には味が増しますね。

ゼンタングルのアレンジをして切ってみました。少し大きな作品になってグリーティングカードに同封できなくなってしまいました。大きさも検討しないと贈り物にならないですからね f *-* ; 。

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Ginkgo, le plus vieil arbre du monde.