切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

グリーティングカードーzentangle風①

「野牡丹の濃ひ紫に惹かれており」(文子)

厚ぼったい葉に守られて、紫紺の花が目に留まります。鉢植えでよく売られているのは「しこんのぼたん(紫紺野牡丹)」だそうですが、地植えにすると木であるはず、背高くよく育つようです。一日花ですが、次から次の秋の庭によく映えます。

「紫紺とは野牡丹の色ささやきに」(高岡ひろむ)

先日、亡くした友人の偲ぶ会をしようと奮い立ったものの、一番の親友から昨日電話がありました。「都合がつかないかもしれないから、気にせずやって頂戴ね」という内容でしたが、その声からして、恐らく眠ることも出来ず、食も喉を通らず、家で籠っているのではと。元々、病弱な方だけに気懸りでならず、何かの突破口になればと、文でもしたためようかと、好きな歌をと思い立ったものの、句が思い出せず、ゴソゴソ探していたら、一枚の切り抜きが出て来ました。そこにあったのが紫紺野牡丹。亡き友人に相応しい紫紺の響き。

「野牡丹の美(うまし)風湧くひとところ」(一葉)

その切り抜きの話題は「雲隠れ」。人には、日常からの雲隠れが時には必要だけど、一昔前までの婦人には、中々それも許されず、唯一の雲隠れ先が、浴室と御不浄だったという話です。私の捜していた一句は、残念ながらその切り抜きではなかったです。ちょうど、その先、そんな状況の後、勝手口から出たら、そこには空があったというような内容の句だったのですが、見つからず文も結局頓挫したままです。そうっと、しておこうと思います。きっと、彼女のことだから、美風をキャッチ出来るだろうと信じています。

 

グリーティングカードの紙は、画用紙に油性スプレーを何色か吹き付け、単調な色合いに深みをつけています。華やかになるようにと、ゴールドかシルバーのスプレーで仕上げています。珠に、スプレーの出方がうまく行かず、出すぎたり、滴が大きく落ちたりしてしまいます。躊躇わず押す方がうまくいくようです。

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Tibouchina urvilleana est une espèce de plantes tropicales de la famille des Melastomataceae (ou encore Mélastomacées pour certaines anciennes publications ).

C'est un arbre pouvant atteindre 15 m de haut originaire du Brésil très apprécié pour son abondante floraison violette.