切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

グリーティングカード:genntangle③

「秋寒や行く先々は人の家」(一茶)

こんな思いで、とぼとぼと歩いている子供が居るのでしょうか。来週末は「孫の日」だそうですが、そんな店屋の儲け話に乗せられていながらも微笑んでいる人達は実は一握りで、じわじわと蔓延してきているのが、子供の貧困だと、今朝の新聞記事によりますと、子供の6人に1人が「貧困」なのだそうです。何とも、厳しい数値です。中でも深刻なのが母子世帯。この環境による悲しい、悲惨な事件が後を絶たず、そんな悲壮な状況の中で育っていく子供たちの将来に夢があるのでしょうか。

「露の世は露の世ながらさりながら」(一茶)

『一億総活躍社会』とキラキラネームのような省が新設されたそうですが、第三次安倍改造内閣を「一同総印象ない内閣」と言われたりしているとか。総活躍しなくていいですから、子供を潰さない社会への視点を何としても持って頂けないかと願うばかりです。今日は、51年前、晴天の中開催されたのが「東京オリンピック」。まだ家庭にさほど普及していなかった観音開きのテレビの中からその映像が繰り出され、貧しいながらも家庭という枠の中に納まった子供たちは素直にそれを大人の中に守られて見たはずだと思います。

それが、今では、日が暮れても戻る安住できる住処がなく、夜中を行き場のないまま放浪する子供が珍しくもなくなっています。そこには、またそれを餌食にしようとする悪の手が張り巡らされているのに、無垢な子供が絡め捕られるという事件は続発。誰が見ても明白な連鎖なのに、歯止めが中々大きな力にならないとは、ついつい「一億総活躍」とはと思いたくなります。と言っても、微力ながら自己負担で助力しようという方々がおられます。もっとそれが私費でなく、抜本対策として繋がることを願ってやまないです。

「けふからは日本の雁(かり)ぞ楽に寝よ」(一茶)

健やかな寝顔を見守れる一億総民になりたいものです。

 

グリーティングカードのデザインもかなり細密になりますので、厚紙ですが、手間を考えると、ついつい二枚一度に切っています。手がしびれるので細目に手休めが必要ですが...

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"Une maison sans enfant est une tombe."