切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

額入り:雨降りの犬

「染めあへぬ尾のゆかしさよ赤蜻蛉」(与謝蕪村

昨日は、映画「バック・トウ・ザ・フューチャー2」主人公がタイムスリップしたその日、2015年10月21日午後4時29分だったそうです。科学者ドクが、車の燃料の蓋を開けて生ごみを放り込み、スケボーが宙を跳び、食品がレンジで全て加工され、スピルバーグの息子の監督映画「ジョーズ」の画面が飛び出すCM...封切されてから30年。どれだけ現実化しているのかと、一見そこまでは進歩していないのかなあっと思ったりもしますが、意外に映画以上に進化しているものもあるのですから、SFなどと括って軽視ばかりも出来ないようです。実際に、昨日はトヨタ自動車がこの映画にあやかり、「ミライ」という燃料電池車を売り出したのだそうです。スニーカーも実は着々と、自動装着を考案中なのだそうです。

「赤とんぼ田圃の道を飛び廻る」(綾井美)

そんな事も知らず、自然は季節に違うことなく順繰りしていますが、秋空を何度見つめても、トンボの姿を見かけなくなりました。

「シーソーの持ち上げてゐる赤とんぼ」(凡葉)

誰もいなくなった空き地の砂場に夕焼けが映える頃、そうっとシーソーにとまるトンボ。誰しもが脳裏に残っているような光景だと思うのも、世代ギャップがあるのかもしれません。

「赤とんぼとまってゐる竿の先」(三木露風

この作品は露風が13歳の時の作品なのだそうです。

「夕焼け、小焼けの赤とんぼ、負われて見たのはいつのか ...」

三木露風の生誕地たつの市では、この赤とんぼの絶滅種危機に対してNPO法人「たつの・赤トンボを増やそう会」が08年から復活に向けて活動されているそうです。一つの原因としてあげられているのが新しく出された高い効果発揮している農薬だとか。

「行水の捨てどころない虫の声」(上島鬼貫)

畦道に足を踏み入れると、ふわっと飛蝗が三方に飛び出す、そんな畦も高い電車代を払わないと体験出来ないどころか、どこにもそんあ畦はなくなってしまったのでしょうか。もう一度、あの未来を描いたはずの映画じっくりと見直してみたいものです。

今回のフリマでは、マットと額に少し投資してみることにしました。南桂子さんの作品が好きで、小さな画集も展覧会で購入したのですが、今回は、手ぬぐい柄に少し入れたのと、絵柄は一作品だけになってしまいました。フリマが終わったら、またじっくり考案してみたいと思っています。

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Et son intelligence n'allait pas plus loin, au père Quandieu, raidi dans son entêtement du devoir militaire, le câne étroit, l'œil éteint par la tristesse noire d'un demi siècle de fond.