切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ポストカード:ミューシャ①

「松茸のもっこり落ち葉もちあぐる」(渡美知子)

昨夕は久しぶりの雨が降り出しました。晴天が続き、暖も冷にも頼ることなく快適な日々でしたが、日が陰ってからのしっとりした雨は、森の中の菌類達を呼び起こしている気配が聞こえて来るようです。

「松茸一本思案の果ての土瓶蒸し」(近藤豊子)

写真屋さんの前に年賀状の見本がずらりと並びだしました。これはいかんと、思い立ちキッチンの天井棚を整理しようとしたら、もったいぶった箱がありました。邪魔だなあっと、中を開けてみたら小さな一人用の土瓶でした。いつでしたが、商店街の景品で当たった松茸をどうしたものかと、馳走になるかと買った品でした。鰆に銀杏に地鶏にと、とっておきの奮発料理をしたものの、一人で食べさせられたご本尊は一言。「誰が食べるんや」。今朝の新聞で目に留まった記事「高齢者の孤食はうつを誘発」。食卓の何よりの馳走は人との談笑なのでしょうが、言うのは易く、話題集めの方が食材集めよりはるかに時間がかかります。兼業するのは難しく、そこでますます必要とされるのが、介護サービスへの投資では?

「松茸飯炊きし孫来よ曾孫来よ」(大西正栄)

先日、伊勢型の展示会で彫り師さんの映像を見せてもらいましたら、柿渋紙を何枚も重ねて切られていたのでした。四隅に小さな穴をあけて、紙縒りのようなもので綴じておられました。そうでしょうね。あのように細かい柄を切る手間を一度で一枚では余りにも、勿体ないですからね。私も最近は、かなり数枚を重ねるようになりました。それの一つがこのポストカードシリーズです。

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" Tout ce qu'elle sait faire en cuisine, c'est mettre un homme en ébullition."