切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ポストカード:ルドウテのクレマチス

「口あけてはらわた見せるあけびかな」(蝶衣)

石榴の爆ぜた姿は脳が破裂したような、おどろおどろした感じが歪めないですが、通草(あけび)の爆ぜた姿は、何だかあっけらかんとした感じがしますね。無防備というか、一端爆ぜたら、どうともなれという感じ。

「通草爆ぜ川にせりだす高さかな」(吉田静代)

あけび採りは、やんちゃ坊主たちのやることと、山でも、余程深見に入らないと採取出来ないというものでした。第一、あれは私のイメージでは食欲をそそるものではなかったです。

「頬張れば種煩わし通草かな」(岩本和行)

そうなのです、あの薄紫の固い皮の中の白い実の中には黒い種がブツブツ入っているのです。あれが、やんちゃ達は種を吹き飛ばしますが、そうはいきません。

「食べるでも飾るでもなく通草の実」(岩淵喜代子)

頂き物というのには、結構こういうことが多々ありますと、貰う側の気持ちになっていますが、反対の立場になれば、心は痛むばかりです。何でも、ついつい触手が伸びてはアイデアが浮かぶと、じっとしておられず作ってしまっては、行き場への配慮も足らないままに配ってしまいます。貰い受けた方は、迷惑な話です。そういえば、自分の駄作を丸投げしてしまっていますが、昨日の新聞でも話題に上っていました「亞書」というのはいかがなものでしょうか?ギリシャ文字が意味もなく羅列されたA5サイズ480ページのハードカバー本。一冊64800円。国立国会図書館に78巻まで納入されたそうですが、予定では132巻まで作成される予定だとか。

以前、ヴォイニッジ手稿(Voynich Manuscripit)という、未解読の古書がある話を聞いたことがありますが、人間の探究心をくすぐるにしても波及効果とは計り知れない所があるものなのですね。その天使はしかし私には舞い降りそうにないです。

ヴォイニッジは素敵な植物図画も盛り沢山で魅力的な文字なのでいつか切ってみるつもりです。乞うご期待を。

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Ce qui importe à l'homme ce ne sont pas les événements survenus dans sa vie, mais seulement la répercussion de ces événements dans sa conscience.