切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

スカーフ試し染め③

「皇帝ダリア空引き寄せる小春かな」(佐藤喜山)

ここ数日、気になりながらも、まだ右足小指の骨折が負担になり、タカがうちの裏路地なのに足が向かず居ましたが、今朝、意を決してゴミだしの後、足を延ばしてみたら、やっぱり、君臨するように、見事に咲き誇っていました。

「腰のばし皇帝ダリア仰ぎけり」(阿部文子)

いつでしたか、ひょっとすると数年前になるのかもしれません。押し花採取に裏道を散策していた折に、家もさることながら、東側の広々とした庭のあるお家があるのですが、洋風な佇まいで、庭はすっきりとして砂地にしてあり、ほとんど庭木もなく日差しが一人占めできるような庭でしたが、よく見ると、竹の幹のような苗が並んで植えてありました。「ああ、さては、これは最近流行りの皇帝ダリアだな」と、思いつつもわざわざ、帰路に寄り道をする余裕も散歩などという風流もなく時は過ぎていたのかもしれません。

「見上げたる皇帝ダリアに見下ろされ」(村上倫子)

11月16日「いいいろ」の語呂合わせなら、今日はどんな「色」の記念日かと思いましたら、「塗装の日」を塗装工業会が制定しているのみとは、ちょっとがっくり。というのも、冬に向かい、花数が減る中で、皇帝様だけに見下ろされていると、片隅でタンポポなんかが、狂い咲いていたりするのを見つけます。そんな季節ならではの、「いいいろ」の日の記念日があってもいいと、暗いニュースを飛び込む中でつい思ってしまいます。

「返り花散るともなして失せにけり」(安生かなめ)

 

染め型をするのに、凹に切るか、凸に切るかで糊置きが数段違ってきます。ほとんどを凸に切ると、紗を貼らないと、型が持ちこたえられなくなります。「まあ、いいか」と貼らずに染めたのがこれです。糊置きが不十分で、切り落とした箇所に染料が滲んでいます。

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“La couleur est plus forte que le langage.”

mais

“Trop de couleur nuit au spectateur.”

et puis

“Il faut faire du noir une couleur de lumière.”