切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ガラス額:南桂子②

「ひとり燃ゆ田の火勤労感謝の日」(亀井絲游)

11月23日は「勤労感謝の日」戦後、国民の祝日、「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として制定されましたが、元々は「新嘗祭(にいなめさい)」という、新しい穀物が出来たことに感謝する日。そんなことにも、頓着なく、田の片づけに夕暮れの中、藁を燃やす農夫にはこの日も、一日の一つとして過ぎてゆくのでしょう。

「アルミ貨ほど身軽し勤労感謝の日」(香西照雄)

限りなく軽いアルミの硬貨。その軽さと我が身、同質化では在りえないけれど、薄給の連想などがふと過れば、いかにもありそうな思いが、この「勤労を感謝」する日には限りなく重くのしかかってくるものなのかもしれません。

「吊革に双手勤労感謝の日」(長岡和江)

一日の疲れがずしりと体全体にかかってくる身で、乗り合わせる車中。ついつい吊革にでも、両手を持もたせ掛けて全身を預けてでも疲れを軽減してしまいたくなりますが、その時の姿は、神に縋る祈りの姿でもあるのでしょうか。日々の労苦に感謝です。

 

ガラス枠が弧にカーブしたのが陰影にいい効果を生むかと選んでみました。以前破損した額の銀色の縁取りのテープを表面に貼り、その中枠に収まるように作品をカットして、裏側の縁どりの部分内に納まるように糊付けしてマスキングテープで固定しました。

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Il est de tout temps prouvé que l'homme le plus habilité à avoir une bonne gestion de sa vie n'est pas forcément le plus honnête. Et pourtant, c'est grâce à lui que les gens vivront en paix.