切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ガラス額:南桂子③

「擂り鉢をおさえる役のとろろ汁」(鈴鹿仁)

幼き頃、今頃の時期になると、山で掘り起こした自然薯を卸してとろろ汁をよく母が作ってくれました。擂り鉢の押さえる役をやらされました。台所中に削った鰹でとった出し汁の香りが漂い、炊き立てのムギの混ざったご飯にかけて食べます。鰹を削る役は祖母の役目。私がやると、花かつおのようにはならず、じゃりじゃりの石ころになってしまったものですが、あの道具を置いている家も少ないことでしょうね。

「頭をは垂れていただくとろろ汁」(村越化石)

11月24日は「和食の日」。2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことにちなんで制定されたそうですが、当初は新嘗祭が行われる11月23日にされたかったそうですが、「勤労感謝の日」と重なる為、「いい日本食」と語呂がよい11月24日になったとか。和食の基本は一汁一菜、馳走の折は一汁三菜。頭をもたげて食するのも良しの普段着の和食の姿を残したいですね。

「とろろ汁懲悪すっと喉によし」(藤井清久)

どうしても、とろみに滑りのあるとろろ汁を食すには音がしますが、それも和食。よく急いでかき込むと「よく噛んで食べなさい」と言われたものですが、するりと喉を通っていく姿を、連想してみることが要りようの時もあります。

「亡き父母の来て左右に座すとろろ汁」(田中藤穂)

うちは大家族でしたから、大きな擂り鉢でしたが、山芋を買って来て小さな擂り鉢で下して出汁を利かせたとろろ汁を作ると、そこには、確かに掘りごたつで囲んだ上座の曽祖父に、寄り添う曾祖母、祖母にと並んで、私は幼き姿と化しています。そんな光景も、和食ならではの味わいですね。

 

ガラス額に固定される箇所の隠しに使う手ごろだった銀縁テープもなくなり、四隅に目隠しにと切り絵のワンポイントを貼ってみましたが、少し柄が似つかわしくなく、急ぎの苦肉策。

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Pour remédier à la méconnaissance de la cuisine japonaise dans le monde, le JETRO (Japanese External Trade Organization) organise en France et dans le monde diverses initiatives pour que la cuisine japonaise consommée dans le monde soit plus authentique 25 ; en 2012, le gouvernement japonais a soumis la cuisine japonaise traditionnelle (washoku) comme candidate à l'inscription au sein de la liste représentative du patrimoine culturel immatériel de l’humanité de l'UNESCO 26. La candidature a connu un accueil favorable, et le washoku est inscrit au Patrimoine culturel immatériel de l'humanité en novembre 201327.