切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

若冲天井画花卉図ミニ⑤

「はらからいかに豆稲架(はざ)鳴らす風の音」(木村風師)

昨日は待ちに待っていた映画「FOUJITA」を見に行って来ました。待ちに待った甲斐ありいい映画でした。その中で藤田氏が疎開していた先の風景の中で実に懐かしい情景が

出て来ました。木枯しが吹くこの時季、よく母と姉と三人で豆打ちをしたものでした。稲刈りの後畦に植えられた大豆が実ると、根こそぎ抜いて、稲架に掛けます。それが寒風で乾ききると、筵を並べて竹の棒で豆を落とすのです。

「豆稲架の莢のはじける山日和」(生田恵美子)

羊田に並ぶ稲架に掛けられた大豆が茶色に乾き爆ぜ落ちた豆も丁寧に拾います。それが夏のビールのあてになっている枝豆だとはさてどれだけの方がご存知でしょうね。この乾いた大豆は干され味噌の素になります。

「豆打てば飛び散る豆の数知れず」(徒然庵)

よく乾いた豆殻はよく弾けます。一つも取り残さぬようにと何度も叩きます。「原風景ですね」と言いながら、近隣にできた住宅街の人にカメラを向けられた事もありましたが、「FOUJITA」の映画は戦中の田舎。棚田に月が映り、靄のかかる山河。パリの街角も一昔前なのでしょうが、恐らくあれは今そのままなのかもしれないなあっと。映画は、時代軸はあるものの、自伝的解説は取らず、藤田の画家としての心情、姿勢を残された記録の中から取られた生活の一コマを細やかに描くことで立証されているようで、現実の藤田に接することが出来たようで、新たな藤田氏の真摯な姿が見られたようでうれしかったです。

 

映画は、細筆で、女性の顔の輪郭を引いていくシーンで始まりますが、その鍛錬された筆遣いの繊細さには、ぞくぞく震え上がるような感動の旋律が走りました。私もいつかあんな「きりり」とした線が切れればいいなあっと。いつか、夢のまた夢ですが...でも、天才にしても努力研鑽があったのだと思える事は励みになります。感謝。

蓮、かきつばた、鶏頭、えんどう

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Tsugouharu Foujita1 ou Tsuguharu Fujita (藤田 嗣治, Fujita Tsuguharu?), aussi connu après son baptême1 en 1959 sous le nom de Léonard Foujita, est un artiste complet (peintre, dessinateur, graveur, illustrateur, céramiste, photographe, cinéaste, créateur de mode, etc.) français d’origine japonaise. Il est né le à Tokyo et mort le à Zurich en Suisse. Il repose à Reims dans la chapelle Notre-Dame-de-la-Paix qu'il a imaginée et peinte à la fin de sa vie.