切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

若冲天井画花卉図ー向日葵

「空青しフレームの玻璃(はり)したたいて「(金子麒麟草)

行列の出来る店を紹介する番組を見ていて驚いたのですが、南青山にある「まめ」という店の季節限定商品を求めて並ぶとの事。今の時季だから、柿、蜜柑か林檎辺りかなあと思っていましたら「いちご大福」なのだそうです。そういえば、先日もラジオで、今の旬の果物として、「いちご」を挙げておられました。確かにスーパーにいけば、苺がキラキラ赤色がまぶしいように瑞々しく並んでいます。不思議じゃあないですか?クリスマスの時分にケーキを作るのに苦労したのは、苺がとびきり高く中々手に入りにくかった記憶があるのですが、一体いつから苺の旬が12月になったのでしょうね。露地ものしかない頃は、苺は限定春の終わり、5月の中ごろから後半のものではなかったでしょうか。田植えが始まると苺畑は片づけられ、種苗だけが残されて追い出されます。今では、ハウス栽培が主流になったのですね。きっと、それは風でフレームがふわふわ舞うようなものではなく、立派なハウスなのでしょうね。あの東日本大震災では、津波にのまれていった姿が無残でした。

「晴れてゐても冬めく風のありにけり」(西崎佐知)

やはり、冬は冬。冬の赤は林檎というと、赤いほっぺの素朴な幼女が浮かぶものの、サンタの赤と苺の赤が繋がっていくのも、今風ですね。小春日和も過ぎ、どんなに晴れても12月の青空は寒々しいです。夏の夜空の下、繁華街で時間をつぶすのは楽だったでしょうが、冬の夜空は、ついつい甘い言葉の誘惑にも乗りやすい季節となるかと思うと、赤いほっぺとは余りにもかけ離れてしまった少女達が、深夜を徘徊する姿は余りにも痛々しいです。どこか、冬が旬となった苺とダブルのは私だけでしょうか。路地ものの苺は、お天道様だけが頼り、虫取り、土がつかないように藁をひき、藁が雨でながれないように割り箸で止めて、隙間から生えた雑草をとり、雨に当たりカビた実をむしり取りと、手塩にかけて育った実は、甘みが増します。「手塩にかける」そんな言葉も消えていくのでしょうか。人工知能やロボット時代の到来で、淘汰される一番手の仕事となるのでしょうね。ただ、親業だけは消えることはないと思うのですが...

若冲の天井画で目を惹くのが、向日葵にサボテン。江戸時代にもあったのですね。

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Tout enseignant sait ce qu'est la Qualité. Au cas où l'un d'eux ne le saurait pas, qu'il dissimule soigneusement cette ignorance : elle ne manquerait pas de constituer une preuve de son incompétence.