切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

クリスマスカード立体②

「かぼちゃも冬至過ぎれば並みのひと」

柚子はそうでもないのですが、カボチャは冬至だけがもてはやされているかのように、昨日はどこそこで赤札になっています。

「チケットが破り捨ててありクリスマス」(山田六甲)

昔は、婚期を過ぎた女性の事によくクリスマスケーキが例えられましたが、今や華のアラホーと迄もてはやされるようになり、女性の社会進出も伸びたのかと思いきや現状はどうなのでしょうか。他のハラスメントに比べ、マタハラ被害者の声によれば、一番手酷いイジメの加害者はアラホー大奥だそうですね。

「クリスマス日替わり定食ひじき飯」(山田六甲)

先日も教会の信者様から声を掛けて頂きクリスマス会に参りましたら、持ち寄りパーティー会食の中にヒジキと薄揚げ煮が何とも美味しそうでした。

「街に出るただそれだけのクリスマス」(泉田百里)

数年前までは、正確には6年前まではそうでした。街は今日が一番華やかです。特に日が落ちると、其処ら中がイルミネーションに彩られ、街角にはサンタ服にトナカイの帽子の売り子さんがケーキにチキンの必死の呼び込み声が反響し、ついつい釣られて歌えもしないクリスマスソングを心の中でハミングしていたのかもしれません。

「ケーキ買ふ妻の忌日のクリスマス」(神臓器)

当然、12月24日も365日の中の一日にしか過ぎず、その日に息を引き取られる方も居て不思議ではなく、正月の方も居られる事でしょう。願わくば、私は大雪と大暑の折だけは避けたいなどと祈願して止まないのですが、思うようにはいかぬもの。母は、賀状を投函済ませた後の、今日イエス様降誕の日に逝きました。喪中葉書も出せぬままに、皆さんが忘年会で舞い上がる時季の葬儀でしたが、ついつい街の華やぐイブの日を同じ思いで見ておられる方がこんな句を見つけながら知り、雑踏の中に居られるかと思わず心の手を差し伸べたくなります。

「ははの忌の餡つめゐてクリスマス」(柴田久子)

今日は雨も何とか上がり、墓参りに出向きます。あちらで母はやはり餡子を捏ねているかもしれません。「今日はクリスマスやから、餡餅作ろうかね」なんて愛でたき日なら、節操も理念もそっちのけで、人を喜ばせたく迷惑も頓着なく赤飯に餡餅を作る人。向こうでも波風立てているのでしょうかしら。墓前で報告しないといけませんね。「同じ事やってますよ」と。

 

百均の画用紙ですので、厚みが少し足りず不安定です。その原色の赤と緑の画用紙に油性のペイントスプレーの金銀などを吹き付けて渋みを出してから切りました。

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"Noël n'est pas un jour ni une saison, c'est un état d'esprit. "