切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

年賀状申年⑤

「遠く近く火の用心の柝が響く」(内山蔓絵)

 年末を迎え、町内会の夜回りの柝(拍子木)の音がしてきますが、その音の事を寒柝(かんたく)と俳句では冬の季語として言うそうです。

「寒柝や街に子供声残る」(両角武郎)

火の用心の呼び声と言えば、どんな文句が過るでしょうか。

「火の用心~マッチ一本火事のもと」と拍子木が鳴ります。今時は、「焼肉焼いても家焼くな」だとか。この一言だけでも、家内の移り変わりがうかがえます。

戦前~戦中は

「米英撃滅火の用心  撃ちてし止まん火の用心 マッチ 1 本火事の元  戸締まり用心火の用心 タバコの吸い殻火事の元  泥棒の用心願います カマドの不始末火事の元   ついでに戸締まり気をつけて 」

昭和20年代は

「火の用心 マッチ 1 本火事の元   おイモ焼いても家焼くな 」

昭和50年代は

「火の用心 マッチ 1 本火事の元   火事は国家の大損害」

「火の用心 マッチ 1 本火事の元   サンマ焼いても家焼くな」

落語のような用語と言えば

「火の用心 マッチ一本火事の元  芋を食べたら〇の用心」

嫉妬にかられて

「火の用心 マッチ一本家事の元 やきもち焼いても家焼くな 夫婦喧嘩にご用心」

さて、最近は都心には寒柝の音は響いていないでしょうか。

「マンション窓に寒柝弾かるる」(田中敬

 

三猿のほかのバージョンでくり抜いた手を使って貼りました。黒の和紙で文字を凸に切り抜きました。年始に黒はよくないかと金のスプレーをかけ、抜いた丸型を散らしました。

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Les hyōshigi (拍子木?) sont un instrument de musique de percussion japonais, composé de deux pièces en bois dur ou en bambou reliées entre elles par une cordelette ornementale. Leshyoshigi sont utilisés dans les théâtres traditionnels japonais pour annoncer le début des représentations. Les bouts de bois sont claqués l'un contre l'autre ou sur le plancher pour créer un son.