切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

染め布:小花模様①

「果てしなく列島襲ふ大寒波」(後藤允孝)

今年は、「ゆきやこんこん」のメロディーがしないなあっと思っていましたら、この寒さで需要の声が聞こえたのか、先日シューワ石油の灯油巡回トラックを見かけました。それにしても、ここ数年灯油の利用者は減ったのではないでしょうか。あの重いポリタンクを運搬するのは高齢者には負担が大き過ぎるでしょうが、原油安の影響で埃のかぶったストーブを復活される方もあるのなら、ご同情申し上げるばかり。

「硝子負ひ寒波の天を映しゆく」(田川飛旅子)

重い荷物は手で持ちこたえられなくなると背に負うと重さを体で分散され何とか運び切ることが出来ますが、最近ねんねこを見なくなりました。きっと、おんぶ紐などというものを買い求めることは出来ないのでしょうね。赤子の足が入れられるように工夫がされていて、それに足を入れてから、結び紐に赤子をくるんで、くるっと旋回させて背に乗せてから、胸で紐をクロスさせて縛ります。そんな仕草を駅や医院の待合で見かけると、皆母親を手伝い、赤子をあやしながら、ねんねこを掛けてやったのでは。母親は背に首を回して、赤子に声をかける、そんな仕草をどこそこで目に留まったのは、一体いつ頃迄でしょう。

「ねんねこの母の背中は無敵なり」 (高橋淳子)

今では、前に抱っこするのが定石。いやあ、赤子をベビーカー以外で連れ出すのは、イクメンパパの任務となっているいのでしょうか。

ねんねこ しゃっしゃりませ
寝た子の かわいさ
起きて 泣く子の
ねんころろ つらにくさ
ねんころろん ねんころろん

背に負った赤子に向かって、こんな歌を口ずさむ姿が脳裏ではなく、アーカイブとしてどこかのデータに保存されるだけになるのでしょうね。

「寒波来て湖北の生活ゆるぎなく」(井川芳子)

どんなに、ITにAIにと進化し地域の温度差が無くなろうとも、自然の脅威にはひれ伏すのみ。

「寒波急日本は細くなりしまま」(阿波野青畝)

くれぐれも、雪国の方はお気をつけくださいませ。

 

染め斑をどうするか、試行錯誤を繰り返していたら漸く視界が開けて来ました。染料の液を多めに作ること、糊止めする時も大きな鍋に長めの時間焚くことかなあっと。後は、染料の濃淡が出たとこ勝負になっている課題です。試しに端切れで確認するのですが、色が気に入らないなら、別鍋で温度を下げないようにしておきながら、染め色を作り替えればいいのですが、一端濃く染めてしまうと変更が出来ません。やはり最初が肝心です。

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Il apparaît que c'est un talent de savoir cajoler un enfant, le bercer, inventer pour lui une foule de diminutifs, lui chantonner des chansons douces, attendre patiemment qu'il ait fini de mastiquer avant de lui tendre une nouvelle cuiller, c'est un don, comme le dessin, la poésie ou l'art d’accommoder les restes.