切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

スマホケース:ピーターラビット

「蒟蒻に相すまぬこと針供養」(野田ゆたか)

2月8日は事八日と呼ばれ、事始めとされ、一日慎みをもって過ごす日とされ、針仕事を休むべきと考えらています。使えなくなった針を神社に納めるか、豆腐や蒟蒻のような柔らかいものに刺したりすることで供養し、裁縫の上達を祈ったのだそうです。または、針を土の中に埋めたり、刺した豆腐や蒟蒻を川や海に流して供養するという形式で執り行われる地域もあるそうです。

「裁縫も知らぬ娘も来て針祀る」(山口正秋)

今時、エプロンも下手をすれば百均で売られている時代。一体誰が好き好んで生地を買って来て型紙を引き、ミシン掛けをして作るような酔狂な人が居るのでしょうか?

「趣味に生き感謝の心針供養」(瀧尻久美子)

小学校の高学年になり、課題にエプロン作りが提供された時が私の裁縫のスタートだったのでしょうか。可愛い生地を母の裁縫室から貰い受け、縁を綺麗な曲線になるような図案にして裁断したものの、アールだけに、バイアスで周囲をくるまないといけなくなったのですが、初めてのミシン掛けはうまく行かずに居たら、母に見つかってしまい、何度解かされたことか。「不器用でも、同じことを千回やれば上手になります」と、母の教育はいつも反復励行。それでも、何度も解いているうちに、バイアスの落としミシンが綺麗にでき出すと、いつのまにか夢中になっていました。

「今の世のミシン針殖ゆ針供養」(松山寿美)

この「今の世」も一昔となったのでしょうか。ミシンも進化して複雑な模様もセットすればやってくれるよう賢い電気ミシンが出回っているのでしょうね。妹尾河童の少年Hの映画では焼野原から救い出したミシンを修理して復活させるシーンがありましたが、足踏みミシンには昔気質の底力を実感します。

「針供養見辛くなりし針供養」(大西吉子)

昨日もあまりにいいお天気で懲りずに神宮外苑に行きましたが、雲が地面近くに行くほどに厚くなり富士は覗いてはくれませんでした。でも、お会いした方から朝の写真を見せていただき、競技場の更地になった窪みの中にすっぽりと浮き上がる真っ白の富士が写っていました。後一年足らずには消えてなくなるスポット。名残惜しむ人はダイアモンド富士に限らず、絶えぬことでしょうね。また、冴え返る日に来たいものです。

 

紐は革製ですが、さて首にぶら下げる人が居るのやら。

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Tous les 8 du mois de février, une célébration inhabituelle se tient à Tokyo.

Au festival d’Harikuyo, les aiguilles brisées trouvent leur demeure finale quand les gens les déposent dans du tofu blanc pendant que des moines chantent les écritures.