切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ウオールステッカー:トトロ①

「蓮枯れて隠沼(こもりぬ)の水動かざる」(村上唯志)

あの去年の暑かった夏、一面びっしりと覆われて葉の中から、ひゅるりと咲いていた見事な蓮の密集池の不忍池を先日訪れましたら、池の半分の水面が顔を出していました。

「折れ曲る枯蓮水を折り曲げる」(松山寿美)

ほとりには、枯れた蓮が積み上げられています。一艘の筏風に乗られた方が丁寧に熊手で掬い上げては、漕ぎ着けては積み上げるという作業を繰り返されての成果のようでした。思い切って、ほとりで掻き集めておられる方に、食いしん坊の私の常の疑問を解消したく尋ねてみました。花の咲かぬ頃にも一度訪れ、さぞや立派な蓮根が採れるだろうなあっと思っていましたが、返答によれば、この池は水深が2メートルもあるのだそうで、只々、東京都の補助費のお蔭で花の為だけに管理されているのだそうです。枯れ蓮を取り除いておかないと、夏に花を沢山咲かせることは出来ないのだそうですが、漸く半分取り除くのに二週間かかったとの事。泥水を含んだ茎や枯れた葉が重みが増し、不安定な筏からの作業を思うと、こちらまでが腰が痛くなり、頭が下がるばかりでした。

「向き向きに枯蓮折れて幾何模様」(松坂久美子)

澤田瞳子氏「若冲」を読み終えてしまい、虫食いの蓮の作品の一筆一筆、マス目に描かれた白い象、鶏の数々の鮮明な線に込める気持ちに触れられたようで、益々作品一つずつを丁寧に、模切りしてみようと思っています。まずは蓮と少し写メを撮ってみました。

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次回「湊川公園手しごと市」フリマ出展は2月27日です。今回は、ウオールステッカーを色とりどり用意するつもりです。よろしければ、お越し下さいませ。

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Lorsqu'on rencontre quelqu'un au village des Pruniers, on s'incline devant lui en signe de salutation en se disant intérieurement : Un lotus pour toi, Bouddha en devenir.