切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ウオールスティッカー:トトロ③

「風になびく富士の煙の空に消えてゆくへもしらぬわが思ひかな」(西行法師) 

今日2月16日は、歌人・西行法師の1190(文治6)年の忌日。

亡くなったのは旧暦2月16日ですが、願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃の歌より、15日を忌日としているのだそうです。。

2月15日は釈迦入滅の日であり、この前後に亡くなることは仏教の修業をする者にとっての憧れだったのだそうです。うちの祖母もひたすらそれを願いつつ、よくこの歌を言っていましたが、4月の桜が散りゆく頃に何とかあちらに旅立ち、何度か桜の花びら舞う頃に法事を営んだものでした。

「薄紙のやうな富士あり桃の花」 (正岡子規

今回の東京在住中は、ダイアモンド富士が東京から見られるというニュースを聞きかじった事から、富士が常に頭から離れず、特に明治神宮外苑は競技場跡地のあるうちと賞味期限付きもあり3度も出向きました。残念ながら、ダイアモンド富士を拝む事はできませんでしたが、空気の冴えた冬という好機のお蔭で、富士を思わぬ所から拝める事を再認識しました。

「赤いこと冬野の西の富士の山」(子規)

富士の頂上に日が落ちる頃からずれる事一週間後に、文京シビックセンター迄足を延ばして展望台まで行ってみました。一週間ずれていましたが、結構な人が居られカメラを向けておられました。さすがに4度目ともなりますと、目が慣れて来て正に薄紙のようなシルエットにしか見えない富士が分かり、「どこどこ」という方達に教えてあげる上達ぶり。つくづく視界とは、視力だけの能力ではなく、そこには情報という知識と経験が加算されるのだなあと痛感した次第。太陽はかなり頂点からずれて東側寄りに沈みましたが、空気が澄み渡った日で、これがあの赤富士なのかなあっと思う程に、日の残照の恩恵を受けた姿は思わず手を合わせたくなりました。

「はっきりと富士の見えたる寒さかな」(子規)

今度東京からダイアモンド富士が拝めるのは11月だとか。何も外苑でなくとも、高台、高層ビルからも眺められるのが東京なのだと学習したので、11月は失態しないように近場で拝めたらっと、どうしてこれほどまでに拘るのやら、わが想いの行方を探すにはまだまだ飽くなき足掻きが続きます。

 

トトロシリーズ続きます。

 

f:id:masasarah:20160214222548j:plain

 Saigyō Hōshi (西行 法師, Saigyō-hōshi?, « Saigyō le moine », parfois francisé en « Saïgyô »1), né en 1118 et mort en 1190, était un célèbre poète japonais ayant vécu à la fin de l’époque de Heian et au début de l’époque de Kamakura. On l'appelle aussi « le moine Saigyō » (car « hōshi » est le suffixe désignant un moine) ou simplement Saigyō. Vantant dans ses œuvres les beautés du voyage et de la nature, son style simple et empreint de spiritualité eut une grande influence sur la poésie japonaise.