切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ウオールステッカー:トトロ④

「室の蘭外は冷たき雨降りて」(小川和子)

この週末の春うららの気候はどこへやら、急転の寒さ再来。哀れ草木。日曜の温かい雨風に植物達はきっと「春が来た」と思い込んだのでしょうね。庭先で春によく見かけるノースポールが咲きだすやら、街路樹のアベリアもちらちら咲いていました。それがどうでしょう。余りの陽気に窓を開け放ち、室の鉢を全てベランダに出してみましたが、我が身が身震いしても、鉢達の事をすっかり忘れています。

「室の花ひかりの色をよりてをり」(佐藤ナオ子)

去年、通りがかりの花屋で「花が咲きます」と書かれたポップが目に留まり百円で買った胡蝶蘭の鉢。大事に日の当たる特等場所で見守っていましたら、ポップに嘘はなく、ぐいぐいと茎が伸び出して蕾が付いて来ました。これまで蘭を何本も葉ばかり育てては最後には枯らしてしまう事を繰り返して来ましたが、先日知人から知ったことなのですが、過保護な世話はやかず、水だけ欠かさずやれば花を咲かせることは可能だと言われ、水だけに気を付けることにしたものの、冬はどうしたものか。

「室咲の機嫌よき鉢悪き鉢」(山田弘子)

夏と違い、ついつい無視されがちな鉢達は気づいたら埃が積もっている始末。同じような間隔でしか水遣りをしないものだから、体調に差が出来ます。人でも『十人十色』、植物の個々のキャラを汲まねばと思う始末。

「見舞はれし人を見舞へる室の花」(長沼三津夫)

いつ頃から、病院の見舞い品に生の花が禁止になったのでしょうか。それでも、大きな病院には花屋がありますが、そこの病院では病室への室咲きの花は許可が出るのでしょうか。それにしても病室の何とも言えない沈んだ空気の中に居ると、心和むのは特に寒い冬空が窓を覆うと、季節を先取りする室咲きの花が恋しくなりますが、そんな思いを抱くのも、実のところは病人以外なのでしょうね。

「地下にある放射線科や室の花」(代田青鳥)

最近、省略されたカタカナ語にはついていけず、頭をもたげること多々。フレコンバッグとは、フレキシブルコンテナバッグ(flesible containers)粉末や粒状物の荷物を保管・運搬するための袋状の包材のこと。先日も、防染廃棄物が積み上げられた仮置き場の写真がトップに掲載されていましたが、未だに貯蔵施設の用地取得が1%だと。

「黒々とフレコンバッグ積み上げられて置き去りの被爆地に今日は雪降る」(宮島郁子)

そこにも、よく見れば、春が来ると芽吹く草もあるのでしょうか。

 

となりのトトロ」には、田端に茂る草花がよく描かれています。これは葛の花でしょうか。葉の下に小さなトトロが居ますが小さすぎて上手く切れておらず判明不能ですf**;

f:id:masasarah:20160216092018j:plain

Homme, tu as regardé la plus triste la plus morne de toutes les fleurs de la terre et comme aux autres fleurs tu lui as donné un nom. Tu l’as appelée Pensée