切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

春が来る:梅柄

「三月やともかく越えて来たる日々j(稲畑汀子

さても、さても、え、もう三月。

「三月のサドル叩いて乗りにけり」(夏秋明子)

実は私は自転車が乗れないのですが、この境地がわかるような気がします。風吹く中は中々利用しない自転車を三月の声と共に、乗ろうとするとサドルの皮が固くなっているのでしょうか。冷たいサドルを温めて、まだ冷たい空気ながら、日射しに押されて乗りたくなるのでしょうか。残念。

「三月や仕切り直しのリュック負う」(浜麻依子)

リュックと言えば、この時期、いつもリュックを背負って電車が止まったままの路線道路を何駅も歩いたものでした。もう20年も経ちました。もうすぐ5年目となる東日本大震災の爪痕はまだまだ癒されることなく、リュックの如く重い荷を背負ったままの人も少なくはなっていないのでしょうが、自然の春の兆しに望みを託せるようにお祈りするばかりです。

「三月の郵便受けに旅の本」(田原陽子

お花見ツアー満載のちらしがポストに入っています。東北の桜が咲く頃にはまだまだ月日が要るでしょうね。それを待ちわびる日こそが充実していると思えればと願いたいです。

「三月の雨バス停の赤い傘」(松井知子)

 

梅型を凹凸いずれかにして和紙を切り取りカードに貼り、透かし和紙を貼りました。地色をこげ茶にしたので少しイメージが暗くなったでしょうか。色合わせはいつも悩みます。好みはいろいろですね。

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“Les hommes viennent de Mars, les femmes de Vénus. Les ordinateurs viennent de l’enfer.”