切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

春が来る:ブレーメン

いかなご漁けふ解禁の海の色」(戸栗末廣)

先日から、魚屋さんの貼り紙に、「3月7日解禁」とありましたから、いよいよ開始です。百均ショップの店頭には早くから折箱が詰まれてあり、スーパーにはザラメ、醤油、水飴に黄金糖...三種の神器のように並んでいます。この名前の由来が何とも庶民の味が漂います。旅人がこの稚魚を見て、「いかなる魚の子なりや」と尋ねたのを、名前が判らず、それを勘違いして名前だとしてしまい、その後「イカナゴ」と呼ばれるようになったとか f*_*;

いかなごを求む列より手を振らる」(村上留美子)

人気店の魚屋さんや、この季節限定の路地売りには、長蛇の列が出来ます。昼網が届くのは昼頃なのにも拘わらず朝から並びだされます。時間が経つと水になると言われる程、鮮度が勝負なので、皆立ち話は魚をゲットーする迄で、後は、一目散に帰宅し、着替えもせず、先ずは魚を笊に開けて水切りです。

いかなごを炊くに薀蓄ありにけり」(山田弘子)

もう、この時季は医者の待合にバスや電車の中にと、何処も彼処もレシピ談義で盛り上がります。去年仕入れた情報では、レモン汁を入れるのでしたが、今年はオリーブオイルにニンニクのアヒージョ風を小耳に挟み、これは新感覚だなあっと。

いかなごを炊く匂ひよけ露地まがる」(田中敏文

沈丁花の匂いに絡め取られるように甘辛い匂いが界隈に充満します。「お!」今日はあそこの奥さん頑張ってるなあっと、イカナゴの佃煮を作る匂いはカレーどころではありません。

「『元気かね』と添える一筆いかなご煮」(吉田宏之)

郵便局には、佃煮で膨らんだ封筒を何通も持って入って来るおじいさんが居ます。奥さんに頼まれて投函なりとお手伝いとやって来られるのでしょうね。

いかなごの釘煮届三・一一」(西村敏子)

滞ることなく、その後も送り先は変わろうとも、届ける先がある限り送られている方も居られるれのでしょうか。今年で5年、されど5年。少しでも未来が明るくなりますようにお祈りするばかりです。

 

ブレーメンの音楽隊の絵を参考に、音符が宙ぶらりんにならないように五線譜で繋げてみました。

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Ikanago no Kugi-ni

La pêche du lançon japonais commence fin février chaque année et dure un mois. Le nom “Kugi-ni” (qui signifie littéralement : clou mijoté), vient de la taille des jeunes lançons frémit (2 à 4 cm) qui ressemblent à des vieux clous. Il existe plusieurs théories sur l’origine de cette recette. Une théorie raconte que les détaillants de poisson la créèrent pour répondre à la demande ; une autre dit qu’une entreprise de pêcheurs à Kobe la prépara pour ses employés. Chaque année en mars, vers la fin de la pêche du jeune lançon, on peut trouver ce plat empaqueté en abondance dans chaque supermarché. C’est aussi un cadeau populaire que l’on trouve dans les magasins de souvenir.