切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

染め型モーリス風②-1

「少しづつ明るさ増して山笑ふ」(山口美琴)

3月12日の今日は、サンデーホリデー、半ドンの日。1876(明治9)年のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されたそうです。それまでは、31日を除く1と6のつく日を休日としていましたが、欧米との交易等で不便が生じるようになったため、欧米と同じ仕組みに改めることにしたのだそうです。では、この半ドンのドンの意味はご存知でしょうか。1871(明治4)年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃つようになり、土曜日はドンとともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになったのだとか。ドンは全国の都市で行われるようになり、それとともに「半ドン」という言葉も全国に広まったのだとか。または、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」略して「半ドン」となったとする説もあるとか。

「どの山もお多福顔に笑みにけり」(長嶺勇)

寒気も今朝の日差しで、苦虫かみ殺していた山もほっこり眉間のしわも緩んだでしょうか。お多福の顔はいいですね。

「飛行機雲伸び行く彼方山笑ふ」(及川輝子)

いつでしたか、どこで聞いたのやら、百機飛行機を数えたら願い叶うと言われ、空港までは行かなかったですが、ひたすら数えた事がありましたが、それへの達成感がなかったのでしょうか、空を見上げる事を忘れています。

「言訳は全部嘘です山笑ふ」(村雄次郎)

言訳程見苦しいものは無しと叩き込まれて育ったような気がするのですが、あっけらかんと「全部嘘さ」と言うのも潔いでしょうか。どうあれ、山は春の日差しを浴び笑うのみ。その息吹きで、街並みが桜色に染まるのなら、飛行機になど頼らずに、こちらも負けずに全て贖うものなど払拭してしまい、薄墨色に映える景色を待ちわびたいものです。

 

また、始めた細密画です。漸く半分二日は要しました。

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"La montagne nous offre le décor ... A nous d'inventer l'histoire qui va avec !"