切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

日めくりカレンダーの花達⑤ーチューリップ

「卒業や雲は遥かに山を越ゆ」(野田ゆたか)

朝早くにゴミだしに行きましたら、大型ごみが立てかけてあります。よく見たら学習机とベッド。下宿先が決まったのでしょうか、そう言う季節なのですね。

「直線の寝圧しのズボン卒業す」(池下よし子)

制服の襞スカートを毎晩寝押ししたものでしたが、今の子供たちは一体あの襞をどうやっているのでしょうね。男の子は母がズボンプレッサーに毎晩掛けられているのでしょうか。弁当作りにそんな作業もなくなり、ズボンプレッサーの埃にも涙されている方も居られるのでしょうか。

「初めてのルージュを引いて卒業す」(橋本典子)

私は、そう言えば、渋々決まった大学に気持ちが乗らないのを母はどうしたものかと思いつつも、お互い素直に言い合う仲でなく、せめて物をと思った母だったのか、デパートに駆り出され化粧道具を買ってくれました。高校まで徒歩で行ける安直学校に通っていたもので、大学になって初めて電車通いも気になったのか、定期を落とさないようにと手提げにチェーンまで付いた革製のシックな鞄も買ってくれたのでした。あの鞄まだ押入れに入っているかもしれません。どこも壊れていないでしょうね。今更礼を言うにも悔いしか残らぬものです。

「運命は笑ひ待ちをり卒業す」(高浜虚子

少し前の内閣府の調査では、「自国の将来は明るいと思う」と考える日本の若者は3割にも満たず、それに対して韓国やフランスは4割前後、英米では6割近く、ドイツやスウェーデンでは7割近いのだそうです。若者が楽観視出来ない現実は深刻な高齢化に、待機児童に...と次々出てくるようでは困りますね。過去を廃棄し、新品の並んだ新居に感謝忘れず、若者は夢を持ち続け前を向いて進んで下さい。

チューリップが咲きだし、何とも可愛い花ですね。それが意外にも線画の切り絵にするとあの可愛さは中々表現しにくいですっと思うのは私の腕不足なのでしょうね。

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Mais il n’avait pas été Dieu sait où je serais aujourd’hui.