切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

歌川国芳の猫④

「春の雨郵便ポストから巴里へ」(浅井愼平

郵便ポストの設置環境というのはどんな取り決めがあるのでしょうね、うちの一番近いポストでも数百メートル歩かないといけません。今朝もついついポストに投函させるまでに雨があたり字が滲んでしまいました。巴里への便ではありませんが、神戸の雨ですよっと相手様は思うでしょうかしらね。

「雨雫消ゆる早やさに散る桜」

『春に三日の天気なし』とはよく言ったものですね。

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ああああっー。雨と共に濡れ落ちます。

「入れものが無い両手で受ける」

今日4月7日は尾崎放哉の1926年の忌日。エリートコースに乗るはずの人生を捨ててまで放蕩した人生から繰り出された自由律俳句を読み返しながら人柄は廃れることなく人の心に残っていくのですね。

「自らをののしり尽きずあおむけに寝る」

「今日も生きて虫なきしみる倉の白壁」

「心をまとめる鉛筆とがらす」

「藁屋根草はえれば花咲く」

「破れた靴がぱくぱく口あけて今日も晴れる」

「一本のからかさを貸してしまった」

「犬よちぎれるほど尾を振ってくれる」

「うで卵くるりとむいて児に持たせる」

「仏に暇をもらって洗濯してゐる」

「考え事してゐるたにしが歩いて居る」

「少し病む児に金魚を買うてやる」

「とかげの美しい色がある廃墟」

 

国芳の団扇絵シリーズ「猫のすずみ」

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Jamais pluie de printemps n'a passé pour mauvais temps.