切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

柴田是真の植物図:白菊

「花冷えや尼の火鉢借りにけり」(青邨)

朝から鈍色の雲を見ているだけで底冷えして来ます。ついつい収めそびれた電気毛布のスイッチに手がいきます。

「花冷えやさてと戸惑ふ着るもので」(熊谷みどり)

衣替えなどついついやりそびれてしまいますが、いざひっくり返すとさっさと片付けてしまい、結局またずるずると引き出すことになってしまいます。

「花冷えのドガの踊り子枠出だし」(萩野千枝)

最近、気に入っている作家が米谷清和氏です。渋谷を中心に今にも動きだしそうな日常の当たり前の姿をさりげなくごく普通にそのままに切り取ったように描かれていて、ポンと叩くと額の中から歩き出してきそうです。空はいつも青く澄み渡ることなく、今朝のようにドブネズミ色の事もあります。そんな一遍が塗り替える事なくそのままに描く姿勢が好きです。

「花冷えや父娘にことばすくなくて」(成瀬櫻桃子)

ダウン症の娘さんが22歳で中学を卒業された折の句だそうです。この氏の人となり伝わる、どんなものにもある命の有難さを揺り戻す句をもう一つ。

「かたつむりたましひ星にもらひけり」

 

薄茶褐色の方は洋紙の型染めですが、黒紙は、下絵ようにコピーした紙を洋紙に固定させ切ったのに黒のスプレーをかけたものです。油性のスプレーをかけると張りが出来て紙がしっかりします。それをさて時間が出来たら、セロハンで色付けして透明プレートに挟みステンドグラス風にしたいなあっと思っています。

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Le vide produit le froid et le froid me hérisse de glaçons. Le souffle du printemps, la chaleur des affections, redonnerait à mon sang la circulation, à mon âme l'espérance, à mon imagination la verve, à tout mon être l'élan.