切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

柴田是真の植物図:糸桜

「種を蒔く土に馴染めよ言ふごとく」(岩井純子)

今日は二十四節気穀雨。春雨が降って百穀を潤すことから名づけられ、雨で潤った田畑は種蒔きの好機となるのだそうです。うちでは、母がいつも言っていた目安が、「桜が散ったら花種蒔き」。ところが、もう葉桜になっていますが、去年頂いたルコウソウの変種の種が見つかりません。

「花種をゆすりて一夜封開けず」(仲村青彦)

毎年のように、収穫した種がどこかに行ってしまいます。茶封筒に仕舞ってマジックで花の名を書くまではいいのですが、置き場所が決めているのに鞄の中で眠ってしまうのでしょうか。そうしてついつい園芸屋さんの綺麗な写真に惹かれて買ってしまいます。耳元で、必ず「シャシャ」っと揺すってしまいますね。

「花種の内緒話を聞きにけり」(宮崎高根)

一体どんな話をしているのでしょうね

「花種蒔き名札に託し日々を待つ」(佐原由紀子)

母は土に刺し込む名札にアイスの棒が手頃だとせっせと数本入った箱入りのアイスクリームを買っては食べていましたが、それで糖尿になった訳でもないでしょうが、どこか本末転倒の人でした。そんな話をしたら私の身を案じてか、先日どっさりアイス棒を頂きました。これを全て消化するのには庭がいくつあっても足りないようです。

On n'a rien sans rien.  Pourquoi pas semer? 

「花種蒔く土に還りし安らぎに」(寺田すず江)

朝顔、向日葵、ケイトウ、千日草、日日草、ほうせんか,... 

「明日あること力に花の種」(田所節子)

真剣に、ルコウソウの種を捜そうと思います。皆さんも是非、何か蒔いてみて下さい。

「花種蒔く一粒づつに明日託し」(ト部黎子)

 

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La bonté est une graine qui produit toujours des fruits, mais il faut savoir semer cette graine.