切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

型染め柄:アラベスク模様

「目の眩むまでにつつじの色盛ん」(西村舟津)

昨日は少し郊外まで車に乗せて頂いたのですが、久しぶりの山野の風景を飽くことなく見る機会となり、緑の中に見える桃色、朱色、薄紫の色に目が奪われました。こんな時姉とのドライブだったら、必ず姉は運転もそこそこに「うわあ、季節やね」とか花に歓声を束さず上げます。でも、不思議なものですね。皆が皆、目に映る物が同じであっても同じ所には視点が行かないものなのですね。朱色に一角が染まりあがった所を通り過ぎても無言のままになる事もあるもの。独り声を呑みこみました。

「つみこんで四角に咲きしつつじ哉」(子規)

この季節が来ると、香が先に蘇るようにある場所の刈り込まれた真紅の躑躅が目に浮かびます。あれも、上手に剪定しないと一色に染まるほどにまでは莟が付かないのでしょうね。いつぞや近所の方に頂いた浅い鉢に入れられたサツキも水遣りが心配で地植えに切り替えましたが、中々莟の数が増えません。

「つつじいけて其陰に干鱈さく女」(芭蕉

干鱈とは何と懐かしい。実家では、必ずと言っていいほどに食卓テーブルには干鱈の焼いたのが置いてあったような気がします。それを細かく裂いてごはんに振りかけ茶漬けにします。そんな事をする一家なんて珍しいのでしょうね。ごくごく当たり前の習わしも、一つ屋根の下だけのルールであるなどとはついぞ知らぬものですが、一端屋根から出ると、そのギャップに柔軟に対応できる人と、死ぬまでそのルールに執着する人とに別れるのでしょうか。被災された方も、避難所で過ごす人、車の中で寝泊りする人。一週間も過ぎ、ご苦労絶えないでしょうが、人の温もりを大事にして下さいませ。

 

イスラム寺院のあの細かい模様がやってみたいのですが、先ずは簡単な柄から取り込んでみました。レジンの材料を買ってきてイヤリングらなどでもしようかと思っているのですが、まだ試作段階です。

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“Dieu aide ceux qui s'aident eux-mêmes.”