切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

型染め柄:菫縁飾り模様

「切り株の朽ちしあたりのすみれ草」(山崎赤秋)

今朝生ゴミを出しに行きましたら、ゴミ置き場に添ってある側溝の割れ目から出てきて蔓延っていた雑草が綺麗に抜き取られていました。気にはなっていながら申し訳なくも触らずにいましたら、どなたか気にして片づけて下さっていました。残念なことに、その雑草に紛れて咲いていた山菫も抜かれていました。

「骸骨叩いて見たる菫かな」(漱石

4月23日はシェークスピア忌日。今年は没後400年という事で各地で様々な催しがなされているようですが、1616年と言えば、徳川家康も同じく、400年となり今年は家康も人気ですね。この俳句は漱石がイギリス留学中の作だそうです。

The skull had a tongue in it, and could sing once.(Hamlet Act V.scene 1)

上の句は、上記の場面を念頭に、漱石がシャークスピア翻訳に、英語の韻をどのように生かせるかへの挑戦とも言うべき句となるのでしょうか。菫は言うまでもなく、オフェーリア。英詩と俳句という共通する風流を使えたら翻訳劇にも縦横にすりかえる以上の語感が加味できることになるのでしょうね。アスファルトのすき間の菫のように。

1716年は若冲生誕の年となり、こちらは生誕300年という事で人気沸騰ですね。目白押しにテレビ番組があり、録画に納めては見直しています。上野の展覧会を楽しみにしています。

 

テーブルセンターの淵飾りに染めようかと、菫の蔓延る様子をアレンジした型デザインです。若冲ではないですが、隙間に蝶、鳥、虫などを入れてみました。少し幅が広く両側に染めるとセンターに大柄が置けなくなりました。

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“Un peu de chagrin prouve beaucoup d’amour, mais beaucoup de chagrin montre trop peu d’esprit.” (Shakespeare)