切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

木綿染めミニサイズ④

「葉桜やお江戸は坂の多き街」(伊藤稔代)

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東京を散策していると、つくづくこの地は江戸城を中核にして八方に蜘蛛の巣を散らすように路が出来ているのではないかと思ってしまいます。神戸では、北が山、南が海と東西南北がどこに居ても定まるので、地図の見方も方向付けが容易ですし、京都では碁盤の目のように路が走っています。そんな地盤で育ったものには、露地の感覚とは、平行線なのだと、思い込んでしまっていますので、ついつい、東京に来ましても、その感覚のままに、路地を歩こうとすると、無駄足を踏むことが多々あります。路は決して碁盤の目になっておらず、交差点が十字になっている事が少ないような気がします。それにしても、どこにでも桜並木があります。もう、既に小さな実が沢山ぶら下がっていましたが、写メには映っていないでしょうか。

「葉桜の下何喰わぬ顔をして」(大倉郁子)

誰しも、どこかに立つと、過る断末魔があるのではないでしょうか。それでも、桜見の失態なら、葉桜になると払拭される訳ですから、桜見が喧騒なるも合点がいくのでしょうか。そうなると、果たして、知事さんは、別荘に佇もうがスルー出来るものなのでしょうかしらね。

「葉桜が生きよ生きよと声かくる」(相生葉留美)

熊本は今日また大雨になるとか。いつまでも余震が続き心穏やかになることなく子供たちの動揺も気がかりのことでしょう。ご心労痛み入ります。生命の息吹きに元気を貰って頂ければとお祈り致します。

 

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On est seul, on écoute, l'écolier entend bruire les feuilles d'un arbre, au fond du temps s'accomplit le merveilleux silence.