切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ブックカバー①

「咲きにけり散りにけり芥子の坊主哉」(子規)

この芥子の花には、いろんな呼び名がありますね。雛罌粟(ひなげし)、虞美人草、コクリコ、ポピー。虞美人草については中国の伝説に由来しているそうです。

末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った。

力拔山兮氣蓋世 (力は山を抜き、気は世を覆う)
時不利兮騅不逝 (時利あらずして騅逝かず)
騅不逝兮可奈何 (騅逝かざるを如何せん)
虞兮虞兮奈若何 (虞や虞や汝を如何せん)

この舞の後に彼女は自害した。彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。なお虞美人の自害云々については、女性の貞操がとやかく言われるようになった北宋代からであり、『史記』、『漢書』ではそのような記述は無い。<

「伝説の河童の沼や芥子坊主」(清水恵山

芥子の花が散って、プクっと膨らんだ実を芥子坊主というのだそうです。どこかメルヘンチックな響きがありますね。

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「つぼみ垂れ坊主上向き芥子ゆるる」(三谷小枝子)

花びらの色によれば、羽毛があるかどうかなどの違いで栽培が禁止されている種類があるそうで、いつでしたか、綺麗な紅紫の種類が隣の空地に咲きだし綺麗だなあっと思っていたら、一晩のうちに全て引き抜かれていてショックと怒りをないまぜにしていましたら、これがその禁止種だったのです。知らぬ罪は重いです。申し訳ありませんでしたっと、存ぜぬ方に頭を下げました。そう言えば、申し訳なさついでに、昨日漸く解けた謎を一つ。厚顔無恥をお披露目しますと、ただ今問題視されている児童待機に関してネットで話題を呼んだメッセージ。「保育園落ちた日本死ね」この「落ちた」というのを私はこれまで「地に落ちた」だと思い込んでいましたら、「東大落ちた」のように、落選したという意味だったのですね。つまり、「わが子を保育園側が受け入れてくれなかった」ということだったのですね。などと、今更ながら、大発見でした。弁解すれば、「保育園」の次に「に」があると誤解がないのではっと、老婆心失礼しました。ずっと頭をもたげていた謎を、一つ一つ、時差つけながらも解明するしかないですf*_*;

 

ミニサイズに染めた薄手と厚地の生地を組み合わせてブックカバーを作ってみました。栞はどんな紐にしようかと探したのですが、何より実際に使用されている単行本の栞は優れモノですね。嵩張らず納まりがいいです。それで、古本を処分する前にと、切り取って再利用してみました。端につけた玉はちょっとお洒落な燻し銀の珠を買ってつけてみました。

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“Le préjugé est enfant de l’ignorance.”