切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ブックカバー②

「小満や一雨ごとに森ふとる」(山下静湖)

今日は、24節気の小満。朝夕は風が心地よいのですが、日中の気温はかなり上昇し夏日らしくなってきました。

「庭の木々違ふ貌して走り梅雨」(小畑翠光)

梅の実も膨らみ、梅雨入り前のぐずつく天気をさして「走り梅雨」、「梅雨の走り」というのだそうです。

「ていねいに俎洗ふ走り梅雨」(深川知子)

そろそろ、食中りを気に掛けないといけなくなります。最近では、木製のまな板(俎)を使用するどころか、台所から消えているそうですが、微塵切りをするには、やはり木の俎板が心地好いですね。綺麗に消毒して、天気のいい日に天日干ししたいですね。

「小満やあやめにまじる薄荷草(ハクカグサ)」(那須弥生)

薄荷草、つまりハッカ、ミントのことですが、いい当て字だと思いませんか?地植えして放置しておくと一面に蔓延ってしまいますが、この時期、密集した中に足を踏み入れると、香る空気で爽やかな気分になりますね。

「悩みごと流して仕舞ひ走り梅雨」(高木伸宜)

これから、薄紫の花が咲きだしますが、咲きだす前の葉摘みを初摘みミントと言い、歯磨き粉、チューインガム、酒やオイルの香料に利用されるのだそうです。

「一識るに十聞いてゐる走り梅雨」(渡辺俊子)

何でも、ささっと走り聞きしてしまう我が身への自戒です。

 

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Le thé à la menthe doit être amer comme la vie, mousseux comme l'amour et sucré comme la mort.